「予防接種をすれば軽くすむ」という幻想 -転載- | 予防接種の参考本:ティム オシアー著(科学的根拠のない予防接種。)

予防接種の参考本:ティム オシアー著(科学的根拠のない予防接種。)

邦題「予防接種の本当の意味ー大切な人を守るために」
この本で使用している参考資料は、政府機関、主流の医学誌といった
「ワクチン接種を薦めている側」の資料なので、「ワクチン反対派」が感情的にいった不確定な情報なのでは、という心配がありません。


●予防接種が子供を殺しているという事実

ワクチンは病原体そのもの(生ワクチン)、またはその一部分(不活化ワクチン)、その毒素(トキソイド)などを
弱毒化して作られていますので、非常に危険性の高い薬剤です。
法律上も「劇薬」に指定されていて、その取扱いには厳重な注意が要求されています。
たとえばふつうのビタミン注射などは、医師の監視下で看護婦が注射をしても差し支えありませんが
ワクチンは医師が、自分で注射しなければならないといった規制があります。

予防接種とは、このような劇薬を乳児の体内に注入して、
軽く(?)感染症かからせようというのですから、
かなり危険は医療行為に入るといえます。

次項の図1は、国によって、予防接種による被害者と認定された人数を示しています。
1970年、予防接種の被害を訴える国民の声をおさえこむことができなくなった当時の厚生労働省は
「予防接種には、死亡、植物状態、重い知能障害などの重大な事故が起こること」を認め
被害者認定を始めました。

それまでは、「予防接種は安全で事故は起こらない」として
「事故隠し」にあらゆる手段が使われていました。

たとえば京都ジフテリア事件(1948年、8万名に対するジフテリアトキソイドの接種で、死亡者は65名
そのほか入院治療を要する患者は約150名に上った、患者の約80%、死亡者の90%は2歳以下の乳幼児)

のときは、被害者の家族は、警察から「絶対に口外しないように」と口どめされ
外出する際には、風呂屋にいくのにも警官の尾行がつきました。
こうして国家が全力をあげて「事故隠し」をしてたいのですから
過去の被害の実態は今でも闇の中です。

最近になって被害防止に関心をもつ市町村での情報公開によって
中・経度の害作用の実態が少しずつ見えてきつつあります。

しかし被害状況を示すデータは一般には公表されないので、
親も市町村の係員も、認定制度があることをしらないことが少なくありません。

ですから事故が起こっても泣き寝入りさせられたり
たとえ申請を出しても、国が「認定拒否」をするので
悲惨な生活を余儀なくされるといったケースが非常に多く
実際の被害者の数は、この表の10倍とも20倍とも考えられます。


●効果率のまやかし

ワクチンの効き目を表す言葉に「効果率」があります。
200人のこどもを100人ずつ、
A・B2つのグループにわけます。
Aグループの100人にはワクチンを接種せず
Bグループの100人には接種します。
その結果、Aグループ中の40人が発病し、Bグループでは10人が発病したとします。

予防接種のおかげで、100人のうち30人が発病せずにすんだわけですから
素人考えでは約30%の子供に効果があったということになりそうです図3


効果率%=(非接種者の発病数ー接種者の発病数)/非接種者の発病数 × 100

図3では
(40-10)/40 × 100 = 75%


普通に考えると、効果率75%というと、
100人に接種したら75人が病気にかからないと思ってしまいそうなものです。

しかし、医学用語はそういうことになっていないのです。

ここで注意しなければならないことは、この計算では全体の人数や発病者の人数が何人であっても
A・Bのグループの発病者の割合が、4対1ならば、いつでも75%になるということです。

たとえば、A・Bのグループを1万人ずつとし、
非接種のAグループでは4人が発病し、
接種したBグループでは1人だけが発病したとします。

つまり1万人に予防接種をして、たった3人が発病せずにすんだだけでも
効果率は75%と表現されるわけです。

素人考えでは、0.0003%ですが。
こんな不思議な言葉がまかり通る、医学の世界には、ただただ驚くばかりです。


略(推進派の著書の抜粋で、効果はあると有意検定すれば、そんなものである。と効果率について述べている。)

わたしたちも「予防接種とは、その程度のものである」と思うしかありません。
予防接種に「効果」があるかないかということには
このような錯覚をさそう表現が含まれていることを覚えておいてください。



●「予防接種をすれば軽くすむ」という幻想

以上のように、ワクチンはよく効く、予防接種さえしておけば病気にかからないから安心だ、というのは幻想です。

この幻想が見破られてしまったので、新たに医者が持ち出してきたのが
「予防接種をしておけば病気にかかっても軽くすむ」という説です。

しかし、接種したから軽くすんだというデータはありません。
そんなデータをとることは不可能です。

なぜなら、一人の人間の同じ状態のときに、接種した場合としなかった場合との両方のテストをすることは不可能だからです。

しかし、多くのお母さん方はこのまやかしの論法にひっかかって、予防接種を受けなかったらどうなるのか、
という点に最大の関心を寄せておられます。

それを知りたいという気持ちはよくわかりますが、
病気に感染したらどうなるかについて述べる場合、予防接種を受けたか受けてないかはあまり関係ないといわねばなりません。

その子供の体質や、栄養状態、生活環境などによって、予防接種を受けていても発病する子もいれば、
受けていなくても発病しない子もいます。

発病した場合に軽くすむか、重くなるかについても同じことです。
むしろ予防接種を受けたがために、ワクチンの害作用で一時的に免疫力が低下してほかの病気にかかったり
潜伏していた病気(本来なら不顕感染で終わるようなもの)が出てきたりすることもあります。

ようするに、予防接種はあくまでも感染症対策の1つにすぎませんし
この章で見てきたとおり、「よく効く」かどうかも怪しいので、それを受けたかどうかだけで
どうこういうことはできないのです。

言えるとしたら、かつて感染症が恐ろしい病気だった時代に比べて
栄養状態も、生活環境も、飛躍的に、向上した現在、先天的な免疫不全など特別な弱点をもつ子供でもない限り
予防接種を受けなくても、たいしたことにはならないだろうし
むしろ受けずに本物の病気にかかったほうが望ましいのではないかというくらいです。

なぜ、そんなことが言えるのか次の章でくわしくみていきましょう。


予防接種の参考本:ティム オシアー著(科学的根拠のない予防接種。)

予防接種の参考本:ティム オシアー著(科学的根拠のない予防接種。)