A型肝炎
2002年1月、GlaxoSmithKline社の長年の裏工作がようやく実を結び、同社の新種のA型ワクチンが接種指定の予定表に組み込まれ
ました。これについても、一般民衆に公の知らせはありませんでした。[304]このワクチンの名はHavrixといって、2007年版PDRの1456
ページ目に掲載されています。[251]
A型肝炎とは何か?
この病気は、急性のウイルス性肝臓病です。A型肝炎ウイルス(HAV)は、すでに隔離されたことになっています。[284]
では、この病気はどれ程深刻なものなのでしょうか?
A型肝炎というのは、軽度の、症状も穏やかな感染症で、治療しなくても4~8週間で自然に治ってしまいます。大抵の場合、感染しても症状が出ない
ため、感染に気付かないまま終わってしまうものです。(Merck p.377)
大抵の場合、A型肝炎には何の治療も必要ありません。国立健康機関のNIHでさえ、「A型肝炎にかかった人の殆どが2,3週間以内に自然に回復す
る」と述べています。
[168] NIH Manual
またA型肝炎の感染の殆どは、アメリカ国内ではなく、第三世界で起こっています。それなのに、なぜアメリカだけが集団接種を大規模に推奨し、自国
の子供達に4回もの接種を強いているのでしょうか?
このワクチンが毎年何億ドルも儲かる商売だからだ、と思うのは私だけでしょうか?
A型肝炎の症状
Merckのマニュアルによれば、A型肝炎の主な症状は次の通りです。
食欲不振
NVD
じんましん
関節の痛み
濃い色の尿
これをみれば、まず命に問題の無いものだということはすぐ分かるでしょう。黄疸が出る場合もありますが、通常これは病気が回復に向っているという
印で、これらの症状が出る頃には、病気自体はすでに感染能力を失っているのです。
B型肝炎とは違い、A型肝炎は急性に発病したあと、完全に治癒するもので、慢性の肝臓病や肝硬炎につながることはありません。そして一回感染して
治ってしまえば、その人は一生続く免疫を手に入れることになります。これが、本物の免疫です。
A型肝炎もまた、生活、衛生環境が悪い、人口過度の貧困地域におこる感染病であり、つまり第三世界特有の病気と言えます。薬物中毒者でさえ、ちゃ
んと食べてある程度の生活をしていれば、ハイリスクの区分に当てはまらないほどです。彼らはむしろ、B型肝炎の方が心配です。
もう一度まとめますが、A型肝炎はアメリカ合衆国では稀な病気なのです。
その他の原因
驚いたことに、B型肝炎ワクチンとC型肝炎ワクチンの両方が、A型肝炎を引き起こす原因となっています(!)この事実は、
GlaxoSmithKlein社の製品、Harvixの注釈に「これら2つの肝炎ワクチンが原因で起きたA型肝炎に関しては治療効果がない」とちゃんと
書かれているのです。では、HarvixというA型肝炎ワクチン自体も、肝炎の原因になるのでしょうか?実は、その通りで、この生産社自身が2007年度
のPDRの1458ページに記載していることには、「Harvixの副作用の1つは、肝炎である」となっているのです![251]
では、このワクチンは一体誰のためなのか?
2,3週間で自然に治ってしまい、しかもごく稀にしか起きない病気のために、すでに学校の子供達に接種指定されているワクチンに加えて、もう一種
類ワクチンを加える必要は本当に会ったのでしょうか?
Harvixワクチンを接種指定表に追加する際、この新ワクチンの安全性の検査は行なわれたでしょうか?いいえ、全くされていません。このように
新たにワクチンのウイルス接種を追加することによる体への負担については、前に述べたとおりです。
次に、どのワクチンに関しても、その必要性を検討する際には「病気の実例」と「深刻さの程度」の2つの条件を考慮する必要があります。
実際の発病例
これも例によって、一癖ありの調査結果です。Harvix社は2002年度のPhysicians Desk
Referenceに13年間に渡る調査結果を掲載していますが、それによると死亡率は0.6%ということになっています。(p1545)[251]つま
りこれは、A型肝炎に感染した人1000人のうち、6人がこの病気が原因で死亡しているという意味です。
これを見ると死亡率がかなり高いように感じるでしょうが、実はこれはアメリカ国内の確率ではなく、世界全体での確率です。A型肝炎の感染例の大部
分は第三世界においてのものですから、つまりこの死亡率も主に第三世界の人口が対象になっている訳です。こうした地域の感染者は、貧困、不衛生、栄養失調
を抱えていて、常にこうした環境に悩まされている人々ですので、これはアメリカ合衆国の大部分とは全く異なる状態です。こうした手口は製薬会社の十八番
で、「ある病気がいかに深刻で、アメリカ国内においてもワクチン接種が必要である」と政府を説得するために良く使われる方法です。
では、アメリカ国内における実際の発病例はと言うと、これは非常に調査が難しいものです。政府の調査表は、いつも決まってごく抽象的な判りにくい
表ですが、例えば2000年度版の137ページ目にはこの様に記載されています。
1980―――29.1 / 100,000 件
1998―――23.2 / 100,000件 [169]
これを見ると、この20年間でA型肝炎の感染例は減っていることがわかります。これはワクチンのお陰なんかではありません。なぜなら、ワクチンは
ごく最近出たばかりですから。しかしそれにしてもやけに感染率が高いと思いませんか>?そこでこの調査票を良く見てみると…虫眼鏡でしか見れない程小さな
文字でこう書いてあるではありませんか!
「国外における感染例を含む」
あれ?国外における感染例を含む、ですって?それじゃあ意味が無いではありませんか。A型肝炎が貧困、不衛生、栄養不良から来る病気であり、大抵
は国外での病気であるということくらい、みんな知っているんですから!ここでも又、国内でのワクチン接種の必要性を説くために、世界全体の感染例を取り入
れてごまかしているのです。
ワクチンの実態
これはちょっと面白いですが、A型肝炎のワクチンは「感染した人間の結合組織の細胞」から作られています。冗談ではなく、本当の話で、しかも1人
の人間ではなく1000人もの感染した提供者の細胞をまとめて、そこからワクチンを作り出しているのです。(Pediatrics)[284]これは、物
凄い細胞パーティーですね?A型肝炎に感染すると必ず、細胞はA型肝炎ウイルスに汚染されるということになっていますから、汚染された細胞がここぞと集
まってくるのです。
そしてこれをフィルターし、アルミニウムやホルムアルデヒド、フェノクセサノール(エチレン グリコールの科学名称)という凍結防止剤などで調整
します。(PDR,p1456)[251]