Pertussis 百日咳
これは、大物です。
Pertussisとは、百日咳の薬学用語ですが、この病気は過去何世紀もの間に、大勢の乳児の命を奪った激しい病気です。感染の機会を見つけて
は乗り移る、B.pertussisという空気感染のバクテリアが、呼吸器官の上部に侵入します。激しい咳で肺の空気が全部吐き出されてしまうので、また
息を吸い込もうとするとする際に、ゼイゼイと激しい音がするのです。病気にかかった乳児は、この様に呼吸をしようとしている際に肋骨がずれてしまったり、
疲労の余り死亡してしまったものです。
百日咳もまた、他の病気と同じく、アメリカやヨーロッパの人口過密で不衛生な都市に発生しがちでした。1578年にはパリ、1695年にはロー
マ、1850年代後半にはロンドン、という具合です。百日咳はその後なにか他の病気(大抵は肺炎)にかかり易く、すでに弱りきった患者はこれでまいってし
まいます。(p5 [227])
百日咳は、貧しく、安全な生活水が保障されない、不衛生で人口過密な地域の病気でした。アメリカやヨーロッパの各都市で、こうした悪条件の環境が
改善されるに従い、表3で明らかに示された様に、伝染病は劇的に減少していきました。百日咳に関しては、そのワクチンが本当はただの脇役でしかなかったこ
とが、この表から良く分かります。スコットランドの研究者Dr.ゴードン スチュワートの指摘によれば、一切のワクチンが始められる前に、百日咳は80%
も解消していたということです。(Stewart)[238]さらにアメリカでは、95%近くも解消していました。[83]
それなのに、なぜ殆どすでに解消している病気のワクチンを、義務化しなければならなかったのでしょうか?答えはそうです、いつもこの様に不可解な
問題の鍵となるもの-お金のため、に他なりません。
百日咳のワクチンは、アメリカで最も賛否両論の激しいワクチンです。
この50年間に唯一行なわれた、百日咳ワクチンの安全性の確認試験はネズミの増体重テストと呼ばれる不明確なテストです。いわゆる「科学者」がネ
ズミの赤ちゃんの腹部にワクチンを注射し、そのネズミが即座に死なずに体重が増え続ければ、そのワクチンは安全で、しかも人間にも効果がある、とされま
す。これは、冗談でもなんでもなく、本当にこれだけで判断されているのです!(Coulter,p.11)[227]でも、これはねずみ用のワクチンでは
ありませんよね?人間の、アメリカの子供達に大規模な集団接種を行なうために、作ったものですので。
アメリカで三種混合ワクチンが合法化されるために課された、唯一の有毒性テストが、60年前に行なわれたこのネズミの増体重テストだけ、だったの
です。その結果、百日咳ワクチンの成分が、何百人もの子供の命を奪い、何千人もの副作用反応が報告されているのに、このワクチンの合法化を見直そうと言う
声は、上がっていません。今現在においても、このネズミ増体重テストは、百日咳ワクチンの安全確認テストとしてちゃんと掲載されているのです。
なぜ、3種混合なのか?
1942年にパール ケンドリックという研究者が、何の安全確認もしないまま、ただ医者の都合のためだけに、百日咳のワクチンをジフテリアワクチ
ンと破傷風ワクチンに付け加えることを思いつきました。[352] 一石3兆とでも言いましょうか、3種類のワクチンを、一揆に打つわけですが...ワク
チンを混ぜると、時々あるワクチンが別のワクチンを活性化させ、作用を強めてしまうことがあります。つまり、それだけ危険性も増すわけです。これは悪性混
合作用(Viral
interference)と呼ばれるものです。[290]ですから、当然この3種混合ワクチンも混ぜる際に安全確認をしただろう、とお思いでしょう?
しかし困ったことに、この混合ワクチンは市場に出回る前に1度も、安全テストがされていないのです!さらにはその後今までの間にも、安全テストは
1度も行なわれていません(!)(Wakefield)[290]では、その結果を見てみましょう。
百日咳は1949年半ばに合法化され、そのまま3種混合が通常のワクチン接種として行なわれるようになりました。この3種のワクチンは、乳児への
危険が増加するにもかかわらず、ただ医者の都合のためだけに、一緒に接種することになったのです。この事実は、本来ジフテリアと破傷風の2種混合ワクチン
だけでは起きなかった様々な副作用障害の申告が、年々詰め寄せてきていることからも明らかです。(Cody)[229]3種混合の副作用反応の原因が、こ
の百日咳ワクチン成分だと言う指摘は、何度も繰り返しされてきているのですが...。