灰色の空から白い雪が降ってきた。
どいつもこいつもそんなに急いでどこに行く?
今から、楽しいことが始まるのに。
楽しいニュースの始まりなのに。
それは、通りの向こうにあるコンビニの前に置いてあるんだ。
誰か早く開けてくれ。
おかしいと思わないか? 奇妙だと思わないか?
そんなものが置いてあるのは。
いつまでも、待たせるつもりなんだ。
手にした缶コーヒーも冷たくなってきたんだ。
早くしろ!
その時、一人の店員が出てきた。
店員はそれを見つけ首をかしげた。
何を考えている、早く開けるんだ!
誰かが、肩を叩いた。
不意に振り返る。
冬の街を凍らせる悲鳴があがった。