近年発達の遅れや障がいと言われるお子さんが増えています。
理由としてはいくつか考えられます。
1つは病気を病気、障がいを障がいと診断されるようになった事です。
昔はうつ病とか精神的疾患はあまり認知されていませんでした。
細かい病気も夏の風邪とかなんとなく雰囲気的な病気で扱われていたのが、
名前もしっかりついて認知され始めたからです。
2つめは生活環境です。1つ目にもあるように実は昔からこのぐらいはいたんだと思います。発達の障がいや遅れが発症するタイミングというのも実はあって、生まれ持った物が芽を出すか出さないかというケースもあったりします。
確実に昔と違って生活環境は大きく変わったと思います。日が暮れるまで遊びきった思い出のある保護者世代も多いのではないでしょうか?いまでは日が出てても沈んでても、家の中でスマホやテレビ、動画やゲーム本当に多種多様な遊びが増えました。
子どもの発達に必要な遊びが少なくともこの中には無いという事だと思います。
ではこうなってしまった時どのようにするか。
様々な療育方法や施設も昔よりは増えたのでそちらを基本的には利用しましょう。
私の経験上確実に改善されると思います。
ただこれには時間がかかる事だけおぼえておいてください。
変化に気づくのに半年から1年、目に見えて変化するまでに1年半は絶対かかります。
逆算すると小学校までになんとかしたいなら4歳児の夏ごろにはスタートしないと間に合いません。ただ多くのケースでは年長になるまで動き出す事はないので、大体が就学時には間に合わない計算になるんですね。
ですので理想は3歳児検診。ここです。
ここで少しでも気になる事を言われたら、様子を見るという行為は絶対にやめましょう。育つからは『育てるから育つ』のであって、『勝手に育つ』ではありません。
そしてそれは保育園ではやりません。
その場での生活に支障が出ないよう配慮するだけであって、それを改善する場所ではないからです。
これから3歳になるお子さんがいる方はぜひ検診で気になるところを全部洗いなおしましょう。わからなければ、保育園でうちの子どこか気になるところ、年齢においついてないとこありますか?と聞いて検診に行きましょう。
あっという間に時間は過ぎます。3歳児検診が最速だと思ってぜひ動いて下さいね。
3歳児以降で気になるお子さんの場合は現実を見つめて、地に足を付けて、次の段階までに追いつけるようがんばりましょう。
では今週もはじまりました。がんばっていきましょう。