少し反響があったので児童票というものについて

 

園によって詳細が違います。また令和3年度に業務改善を目的とした簡略化がされています。そのため昔と違ってそんなに細かくはなくなってしまいましたが、その学年で育ってほしい身につけてほしいチェック表であったり、その学年で起こった事が細かに記録されている書類です。

これはあくまで何かあった時に見返したり、今後の見通しをたてたり、その子自身や時には家庭等身の回りに起きた記録となっています。

 

保育士目線ですと身長や体重、予防接種の記録や様々な過去の出来事なんですが、

保護者目線で見るとまず注目すべきなのは、年齢相応の発達をしているかどうかというところです。

 

乳児期0~2歳児頃ですと身の回りの事がほぼすべてです。

食事や排せつ、睡眠や衣服の着脱なんかがどのような動きを見せるか?

幼児期3~5歳児頃では下では自立行動や年長時期になると身の回りの事に加えて、就学に向けた知っておくべき常識を身につけているか?など様々なものがあります。

 

意外に家庭では気づかない、こんな事出来るんだ・・・まだ出来ないのか・・・

これってもうできた方がいいんだ・・・とかそういった現時点での状況が把握出来ると思います。

 

うちではできるんです!

うちの子はそんなことないです!

 

たまーにそう言って感情論をぶつけてくる保護者がいますが、少なくとも家の外では違うんです。親の前で出来る事より、親がいないとこでも出来る方が安心しませんか?

 

大抵の事は保育園で経験出来るように毎日を過ごしていますし、身につくためにはと日々考え話し合い実行している保育園です。それでも中々身につかない事もありますが、そのうち身につくものもあるので焦る必要はないですが、

 

ほっといても身につくでしょ?

 

という考えは正直ほとんど通用しません。ほっといても身につくのは誰かがどこかで経験させているからです。

保育園のやり方の基本として、子育てのやる気を持ってもらうために何が出来ても家庭が最初みたいな空気を出せ!があります。園で教えても伝えても、家で〇〇できたんですう!みたいな事があればお母さんがんばったね!なーんて言うんです。これが保育園の基本ですので。

 

もちろん家庭で努力されて家庭のおかげでというケースや出来事も当然あります。

でも何でか知らないけどいつの間にか出来てた!は大体誰かがやってますから。

ですので、出来るだけ自分の子の現状を把握し子育てに取り入れる事は効率が良くなりますので、出来れば一度見てみるといいと思います。

 

あ、開示請求は親の権利ですので見せられない保育園がいたらさすがにやばいですよね?知らない保育士さんけっこういますけど、親も見れますからね?どんなに親が子どもがひどい状況でも客観的に記載しましょうね。