9月11日 火曜日

 

 ちょっとモルモン教徒の信じていることをウィキペディアで検索すると彼らは三位一体を信じているのではなく、父、イエスキリスト、聖霊をそれぞれ別個の神と信じているらしい、そして今いる人間も努力しだいで神になれるという多神教のキリスト教である。そして2年の宣教者奉仕も自費でバイトをして貯めたカネでしているらしい。彼らは収入の10%を寄付する誓約もしている。でも世俗的な成功を収めている人もいるし、それをある意味奨励している感じがする。そこがイエスキリストの言葉と大きくずれている点である。まあ基本的に真面目なんだろうが。

  大学卒業ちょっと前に教材の営業の仕事をしていたことがあって、その時にモルモン教徒のご家庭に営業に上がり込んだ事があった。グレーな営業に嫌気がさし結局は2ヶ月程度でやめるのだが。その家庭はjwも真っ青の超貧乏で、それも単なる貧乏ではなく、家の中がひっくり返っている薄汚い貧乏な家庭であった。それでもお父さんを中心に信仰で一致しているという自負があるのか、信仰を誇りに思っている雰囲気だった。そこそこ高額な教材だったので、とても売りつける気になれなくて、結局はすぐに失礼したことを思い出す。モルモン教徒もいろいろである。もちろんそれはjwも同じであるが、清貧を奨励している?分だけjwの方がおしなべて貧しいだろう。

 閑話休題、今朝は奉仕に出る。150人に1人のjw率の国では当然、網羅率は1週間程度になるが、皆さん聖書をよく開いて証言している。家の人も無下に断らない。なんかjwが訪問するというのがあたかも日常生活の一部であるかのような自然さである。例に漏れず、区域カードにはこまかな一軒一軒の情報はなく、奉仕者は留守宅の記録をするわけでも、証言内容の記録を取るわけでもなく、左右でブロックを囲むような25年前の日本の奉仕スタイルをとっている。あまり再訪問をしているとも思えない。今日は2人ほど130kg超の兄弟が奉仕に出ていた。歩くのも辛そうである。それでも休憩の時にはコーラをがぶ飲みして心配になる。おおきなおせわであるが。

  今日もロナルドと奉仕して、彼といろいろ話しできた。130kg超の兄弟の1人はjwになる前はジャンキーだったらしい。それが真理を知り、ドラッグをやめた途端、ぶくぶく太ったという。タバコ吸う人に聞いた事があるが、タバコ吸うと食欲が減退するらしい。それであまり食べなくてもいいらしいのだがやめると口寂しくてつい食べ過ぎてしまうらしい。

  ロナルドは本当に親切で僕は彼にアンシアノ(長老)と勝手にあだ名で呼んでいるのだが、彼は2世として生まれながら大学時代に彼女を作り、タバコを吸うという生活を始め真理から逸れたという。お父さんは一旦 排斥になったが戻ってきて2年後に亡くなったらしい。それにしてもこちらに来てからちょっとでも知り合ったjwの殆どが身内に排斥者あるいはその経験者がいるという驚愕の実態である。シェラで知り合ったI姉妹のお父さん

スペイン語の先生Jのお父さん、昨日食事したレイラの夫、そして今日のロナルドのお父さん。

  ロナルドは世の人と結婚したがなんと妻がjwから真理を受け入れてしまう。それで彼も遂に進退をせまられ?もう一度やり直し、今は熱心に奉仕している。彼は家内工業で帽子を作っている社長で来週はメキシコに2週間出張して材料を買い付けに行くという。経済的にも成功している雰囲気で大きな家に住んでいた。子供は私立の小学校に通わせている。公立の小学校はヤクザの子供がいたりして崩壊しているということである。ここエルサルバドルはマラスの拠点である。日本の山口組というところか。