ここでは自家製のヨーグルトを飲み、自家製のチーズを食べた。この辺りの 農家は手絞りで搾乳して、それをそのままヨーグルトにする。果たしてやや生臭い濃厚な味わい。コソヴォに来て生のホンモノのヨーグルトを飲めてよかった。 

  さてここの桃源郷、観光客は少し先にあるホテルには多少くるだろうが、それもおそらく国内組が多いと思われる。村人は観光客からボッタクリしようという発想が皆無で、むしろ申し訳ないくらい安い。散髪など200円で同じコソヴォの都市部よりもぐっとやすいだろう。そもそも観光客なんてほとんど来ないし、ムスリム100パーセントなんで彼らは基本的に旅人に優しいのである。コーランにも旅人には親切にせよ、という教えがあるらしい。このような外界から切り離された陸の孤島では基本的に自給自足であまり金はいらないと言える。ただ逆説的だが金の持つ意味はおおきい。仕事がないだけに金を得る機会も極端に少ない。でもやはり生活する上でのこまごました日用品を買う必要はあるし、当然光熱費、携帯代も発生する。おもしろい体験ができてコソヴォに来てよかった。