前回の記事で、お米を使った新しい商品を開発することに決めた私たち。→前回の記事はこちら「甘酒商品名で大逆転!試飲結果の驚きの裏側

 

次に取り組んだのは、商品の中身をどうするかです。

実は、甘酒には大きく分けて2つの種類があるんです。

酒粕と砂糖で作るもの
米麹で作るもの

①の甘酒は微量のアルコールを含むため、運転中や妊娠中の方などにはあまり向きません。一方、②の米麹甘酒は、砂糖不使用で作れるので、健康志向の方にはピッタリ。そこで私たちは、②の米麹甘酒をベースにすることに決めました。

 

ただ…ここからがまた難題でした。

 

というのも、米麹で作る甘酒は、基本的な味わいがほぼ変わらないんです。甘酒の濃度を変えたりすることはできても、「どの濃さがいいのか」がまったくわかりません。

 

そこで、またまたアンケート作戦です。試作した甘酒を持って、女性を中心にヒアリングを行い、その中で私たちが解決できるポイントを探してみることにしました。

すると…出てきましたよ、意外な結果が!

甘酒のどこが嫌いですか?」という質問に対し、「甘ったるいから」という回答が予想よりはるかに多いことが判明したんです。

私はてっきり、甘酒を飲む人は**「あの甘さが好きで飲んでいる」**と思っていたので、正直、かなりの衝撃でした。

要するに、こういうことです。

「甘酒が健康に良いことは知ってるし、生活に取り入れたい。でも、あの甘ったるい味がちょっと苦手…」

つまり、甘酒は飲みたいけど、あの甘さをどうにかしてほしいという声が多かったんです。

 

そこで、この課題を解決できる甘酒を作ろう!と、試作をスタートさせました。水の量を増やしたり、柑橘を入れてみたりといろんな味に挑戦しながら試行錯誤を重ねていく中で…ようやく出会ったのが乳酸菌でした。

 

次回は、甘酒と乳酸菌の出会いについてお話しします!どうぞお楽しみに!

 

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