止まるバス
ロンドンのホテルについたらもう18時前になっていました。
それでも明日の昼にはドイツへ出発が決まっています。
日本時間にするともう夜中の3時ですが、私は迷いなく観光するつもりでした。
但し、大英博物館などはもう閉まってしまっているために外からでも見られる
国会議事堂の時計台「ビッグベン」を見に行くことにしました。
ビッグベンまでは徒歩圏内(30分くらい)のホテルを日本から予約したのですが、もう夕方。
歩いていく以外の方法をホテルのカウンターの愛想の良いお姉さんに教えてもらいました。
どうやらバスが一番便利なようです。
148番バスです。
親切に地図に印までつけてもらっていざ出発です。
不安がる私に
「とっても簡単だから、ウェストミンスター(ビッグベンがある場所)はすぐわかるわよ。」
とお姉さんは励ましてくれます。
暗闇が迫ってくるなか、148番バス乗り場をなんとか見つけ乗り込みました。
それにしても久しぶりに今自分がどこにいるのかまったく不明な状態に
不安が押し寄せてきます。
大体バスに乗る前から不安だったんです。
財布の中には片道分の小銭しかなかったですし、ま
だ夕方6時過ぎではあったのですが外はすでに暮れていて、
かつ帰宅時間と重なったのかバスはかなり混んでいたため景色もよく見えなくなってしまっています。
周りの誰かにバス停を聞くでもなく、電光掲示板を頼りに不安を押し殺しながらバスに揺られていました。
まだウェストミンスターは通り越していない(はずだ)ですが、バスが突然動かなくなりました。
乗客も騒ぎ出しています。
黒い装束に身を包んだ親子が原因のようです。
なんでも、娘の鼻がバスが停車したときにどこかにぶつけて折れたから
救急車をすぐ呼べといっているらしいです。
少女を見ると、確かに鼻の真ん中が少し色が変わっているような気もしますが
泣くでもなく、痛がるでもなく表情もないままたっています。
周りの乗客もみな半信半疑なのは空気で伝わってきます。
信じられませんでした。
全員バスから降ろされてしまったのです。
母親が勝利したのです。
数十人乗っていた乗客は凍えそうな冬空の下で次のバスを待たされて、
バスはそのまま「Out of Service」の表示に変わってしまいました。
気を取り直して、なんとか自分が今どこで下ろされたのかを確認しようと試みます。
地図を見せながら「ここはどこですか?」だなんて質問している自分を客観視してしまい、
本当に知らない国に来てしまった感じがしました。
結局そこはVictoriaという駅で、バッキンガム宮殿の最寄駅だったために、
待てどもこないバスに乗るのは諦め目的地を変更し宮殿へ向かったのでした。
BAからVS
VSってなんでしょう。
と思っていたら、Virginでした。
舞浜から成田まで1時間のバス移動の中で仲良くなった
はるちゃんとチェックインまですごします。
はるちゃんは大学4年生で、春から社会人なので
その前の休みを利用してロンドンに10日間滞在予定とのこと。
なんてたって、この日もまた”待ち”の連続でした。
9:20頃に成田についてBAから12:00出発のVS便に振り替えになったのですが
まずVSの発券で待つ。40分位)
VSのチェックイン/手荷物あずけで待つ。じっと待つ。((1時間半位)
結局VSの出発ゲートに到着したときには、搭乗開始されているぎりぎりでした。
でも、もう待つのもなれたものですから
「とにかく飛んでくれるなら それでいい。すべて許す。」
と、仙人のような気持ちです。
「それでいいのじゃ。うむ。」
それではヴァージンの機内紹介を少し。
まず、CAさんのコートが真っ赤です。これ、かなりかっこよかった。
その写真は残念ながらないのですが、
シートはこんなかんじ。
毛布も赤い。
お土産(?)にヴァージンのアイマスクと靴下と歯ブラシの
セットももらいました。
12時間のフライトでご飯は計3回とおやつがでました。
まず昼食。飛んでから2時間後くらい。
松家堂弁当がお薦めと言われましたが、
せっかく海外の航空会社だし、とペンネを選択。
それから おやつ。
バニラ味のアイスバーでした。(写真なし)
そして 今度は軽い夕飯。
選択肢は おいなりさんか、カップケーキか、あと一つ何か。
私はおいなりさんを選択。
日本人のCA「何がよろしいですか?」
私「おいなりさんください。」
日本人のCAさん「なにがよろしいですか?」
私「・・・(2回もきいてくれなさんな)。おいなりさんください。」
なんでか少し恥ずかしかった。
隣の高校生男子はきっとそんな私の小さな葛藤には
気づいていないと思います。
最後は到着前にランチがでました。
選択肢はペンネか、掻き揚げ丼とのことで
掻き揚げを選択。
・・・かなりがっつり掻き揚げでした。












