むらっちゃん ヨーロッパ周遊日記 -23ページ目

ポンペイ遺跡

アントニオからポンペイ遺跡の地図をもらい、

お茶を飲んで少しほっこりしてから 遺跡へ向かうことにしました。


明日朝ご飯の時間を8時からでいいか後で教えて、とアントニオから言われていたのに

ほっこりして部屋から出てみたら二人の姿はありませんでした。


・・・ここには住んでいないのね。


後で教えてっていうのは、携帯に電話しろってことかしら。

ホテルに電話はついてなさそうだし、もし私が携帯を持っていなかったら

どうする気なんだろう。


さっき教えてもらった3種類の鍵(部屋、家の玄関、表の門)で

きちんとそれぞれのドアの鍵があくことを確かめながらも

少々不安になる私。


まあ、なんとかなるさ。


鍵についているウサギのキーホルダーを握り締めながら

遺跡へ向かいました。



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※ポンペイ移動中の私の格好。

取り合えず肌とか髪とか外に見えるところを

かくしました。これでも少しはましでした。



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ポンペイについて(地球の歩き方より抜粋)


この古代都市は西暦79年のヴェスヴィオ火山大噴火により埋没、

1748年に発掘が始められるまでずっと地下に埋まっていた。


その広大な都市遺跡はすばらしい状態で発見され、

そこに住んでいた人々の喜怒哀楽まで残しているかのようだ。

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私は 観光客が通常使う ヴィッラ・ディ・ミステリ駅とは違う

ポンペイ駅のほうの入り口から入ったためか、

今日が日曜日だからか、見渡す限り人がいません。


いかにも働く気が少なそうなカウンタースタッフに

入り口で11ユーロ支払うとチケットをくれました。


地下鉄の入り口のようなバーがついているゲートがありましたが

ゲートの横には誰もたっておらず、かつ何もさえぎるものがありません。


何も言われないので、チケットさえあればいいのかな?と

進もうとしたら、さっきのスタッフが肩にカーディガンをかけたまま

ちょこちょこっと出てきて


「マシンにチケットを通して」と言われました。


ああ、やっぱりこれは使うものなのか、と理解しましたが

あまりのやる気のなさに笑ってしまいます。




ポンペイ遺跡は広大です。


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パンフレットによればオーディオガイドもあることだったのですが、

さっきのカウンターでは「ある」というそぶりも見せてなかったので

当然かりることはできず、とにかく歩き始めました。


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1900年以上前から、ポンペイの人はワインを飲んでいたんですね。


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確かにここまで大きな遺跡を見たのは初めてでした。


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冬なので、花が咲いているだけでも目立つのですが

なんと桜が咲いていました。


進んでいくとぱらぱらと観光客が現れてきました。


人がいると単純に嬉しいです。


この古代遺跡の中で、誰もいない中を一人で歩いていると

自分がどこにいるのかふと忘れかけてしまうような怖さがありました。


体育館を過ぎて、円形闘技場にくると中へ入ることができます。


中では、芝生でくつろいでいるカップルやグループなんかもいて

なかなか良い雰囲気です。


遺跡の中に緑の芝生が映えていて、

そこに落ちている松ボックリまでなんだか素敵です。


松ぼっくりをじーっと見ていたら

おっちゃんに話しかけられました。


おっちゃん 「この入り口は”オリジナル”なんだよ。すごいでしょ。」

私      「へぇー。」


このときは他にレプリカでもあるのかと思ったのですが、

後から何度もこの「オリジナル」という単語がでてきたので

どうやら、1900年前の「オリジナル」ということだったみたいです。


そしてこのおっちゃん、「セキュリティ」のジャケットを着ていて、

どうやらそこの円形闘技場の入り口を警備しているようでした。



・・・・なのに、なんか話が不思議な感じ。


この先にはあんな建物があるんだよ、

画家の家だったものだってあるんだ などなど

自分のことのように誇らしく説明してくれて、


そして・・・なんと、ついてきた!


一瞬あせった私は「おっちゃん、セキュリティでしょ?」と

すかさず突っ込みをいれ、


「あそこの入り口警備しとかないでいいの?」と質問。


でも、おっちゃん私の質問には答えず

「そう、ぼく、セキュリティ。だから、悪い人じゃないよ。」


あ、そう。


半信半疑の私でしたがおっちゃん見た目はめっちゃええ人そうやし

今のところまだ案内してもらうことで害があるわけでもないので、

興味半分で案内してもらうことにしました。


というか、断る隙を与えないという感じが近かったかもしれません。


途中で道のそばにある警備小屋のようなところで、

別のセキュリティとおっちゃんにこやかに挨拶。


セキュリティ、というのは間違いなさそうです。


そして私はまるでおっちゃんの「ツレ」のような形で

そのセキュリティからにこやかに挨拶をされる。


まるで VIP待遇。ちょっと気分が良い。



イタリア語は話さないの?と聞かれたけど、私全く話せません、ということで

しばらくおっちゃんはちょっと苦手、という英語でおしゃべり。


ちょこちょこイタリア語講座のようなものが開かれながら、、


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桜のイタリア名も教えてもらったけど忘れてしまいました。



おっちゃんお薦めの画家の家に来ました。


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これが1900年前に描かれたんだよ!凄いでしょ!

とおっちゃん おおいばりです。


右側の絵は ロミオとジュリエットみたいな話だ、と言ってました。

そして左側にある絵が

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「この人は自分の顔を見ながら、なんて美しいんだろうって見とれている」

のだそうです。


ほんとかな?男性は他の方向を向いているようにも見えるし、ほんとのことは

よく分からないけど、まあ おっちゃんの無料ガイドなので文句は言えません。


おっちゃんのガイドは続きます。


次のお薦め遺跡ではなんと、


「し~」 といいながら 進入禁止のロープを外して

すぐ近くで絵が見えるように中へ入れてくれました。


中国人観光客が「なんであの人だけ入れてるの?」という感じで

うらやましそうな視線をこちらへ向けてきます。


ちょっと申し訳なくなって、写真はとるのをやめておきました。


その絵がある場所の奥に「こっちこっち」と案内されて見たのは

ただの小部屋のスペース。


?と思ったら、ここは古代のトイレだった、と教えてくれました。


私「へぇ~」


ほんま、おっちゃん ただのええ人やん!と信用しかけていたときに

おっちゃん 私の手をとり、


おっちゃん 「次はね 馬(?)の場所を特別に案内してあげる。

        ほんとは誰も入れないんだよ。特別。」


古代トイレの前で手をにぎられたのは私だけではないでしょうか。。。。

しかも誰もいない場所につれていかれるのか。。。。


面白かったですがそろそろ、おっちゃんとは別れたほうが良さそうだと

判断した私はそのお薦めの「馬」の場所には行かずに

「もっと他の場所が見たいから」という説明をして、納得してもらいました。



ここからはまた一人でてけてけ歩いてポンペイ散策です。


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たまに団体観光客のガイドを、ちゃっかり隣で聞いたりしながら

歩いていきます。


でも、なんとなく 楽しめません。


正直に言うと 


ポンペイ 全部同じに見えて飽きてきました。。。



でも、とにかく前へ進んで、秘儀荘という建物に向かうことにします。


秘儀荘というのはディオメデスという人の大小60からなる大邸宅だそうで

”ポンペイの赤”で知られる古代の壁画が有名なようです。


ガイドブックには「その美しさには思わず息をのむ」とありました。


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あれ?こんな感じ?息をのむって言ってなかった?


丁度日本人の団体ツアーと一緒に入っていく形になったのですが

みんな同じような反応です。


なので、これは私だけの印象ではないと思います。


しかもかなり建物内暗くて、その「赤」のあざやかさは全く伝わってきません。


写真は曇り時用の設定でかなり採光を多くしているので

赤いのが分かりますが。。



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でも、日本語でガイドが聞けたのは嬉しかった。


しかも終日かなり緊張していたので、日本人団体の中に囲まれていると

ここ以上安全な場所はないんじゃないかと思うくらい幸せ~。


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自分で見ていたら絶対分からなかったいろいろな建物の説明。

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ふむふむ。


この安全地帯と一緒に移動する気まんまんだったのですが、

秘儀荘をでたら向こうはバスが待機。


うぅ、ええのぅ。


しかたないので、独りで今きた道を戻ります。

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ああ、でも日が暮れてしまう前にB&Bに戻らないと。


身の安全が・・・保証できないです。


この際 ご飯だって、マクドで我慢しちゃいます。
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でも、このビックマックセットでサラダを注文したのに

結局最後まで出てきませんでした。


イタリアではサラダを食べる人は少ないのか、

フライドポテトはすぐ出てくるのですが

サラダは 「Three minutes♪」といわれ後回し。


ビッグマックを食べながら3分じゃなくて 10分待ったけど

でてこなかった。


ドレッシングでもらったオリーブオイル、どうしろっちゅうねん。





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ポンペイの宿(B&B Certe Notti)

今回は日本で調べておいた ポンペイの高評価宿

ポンペイ, Via Nolana 128

に宿泊です。


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たどり着くまでは治安の悪さに恐怖でしたが、たどり着いてしまえば

びっくりするくらいフレンドリーな夫婦が犬と一緒に出迎えてくれました。


玄関に鍵がかかっていて、インターホンから呼び出す形になっていましたが

インターホンで名前を伝えたとたん、2階から手をふって


「Hello~♪」と笑顔と犬がが飛び出してきました。


事前に連絡しておけば駅までお迎えにもきてくれたそうです。


「アントニオに電話してくれればよかったのに~」と言われました。


・・・ほんと、電話しておけばよかった。


旦那さんの名前は「アントニオ」。

奥さんの名前は、言われなかったか忘れてしまいました。


アントニオは


「Call me アントニオ~」 とか

「何かあったらいつでもアントニオに電話してね」とか


アントニオ、アントニオと何度も繰り返すので自然と覚えてしまいました。



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さて、お部屋に案内してもらいます。

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早速お茶を奥さんが部屋のとなりのリビングで入れてくれました。


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正確に言うとお湯を、沸かしていただきました。


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その心配りがすごくあたたかくて嬉しかったのですが 硬水は苦手な味でした。

日本の水道水も基本的に軟水だし、買う水も軟水を好んで買います。


硬水だからなのか、よく分からないのですが

すぐに飲まないと やたら お茶の”しぶ”がでてました。


それからバスルームも案内してもらいます。


B&Bは


普通の人の家みたいなところでベッドと朝食を提供してくれて

リビングとか浴室などは共用


だと思っていたのですが

このバスルームは私専用になっていたみたいです。


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かなりかわいいバスルームに感激です。

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基本的には普通の家なので、シャワーのお湯の出具合も完璧です。


全体のインテリアも統一されていて、センスのよさが伺えます。


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おまけ:看板犬と私(アントニオ撮影)。

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生後10ヶ月の「ベイビー」だと言ってしましたが・・・


このワンちゃん、立つと私と同じくらいの背の高さでした。




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ポンペイへの移動

換金で失敗し、へこみながらも


「飲み会2回分、飲み会2回分」などと

自分を叱咤激励?しながらポンペイへ向かいます。


ポンペイへはイタリア鉄道(国鉄かな)ではなくて

「スヴィオ周遊鉄道」という列車に乗って行きました。


切符の買う場所も昨日きちんと調べておいたのです。


ポンペイまでは40分かかるということでしたが

チケット代はたったの2.4ユーロ(約290円/120円換算)。


・・・でも、さっき換金したユーロを使うと 400円弱・・・・


いかんいかん、「飲み会2回分、飲み会2回分」と

なにかのおまじないのように唱えます。


私の中のロジックでは自分の失敗代として飲み会2回分を

「日本で飲んだ」ことにして別予算で計上し、

円換算は120円のままで旅の最後まで通す、というものでした。


だって、そうじゃないとせっかくのイタリア物価、というかユーロ安が

急に色あせて思えて 楽しみが減ってしまうではないですか。


よし、そのロジック採用。(別にロジックでもなんでもないけど。)


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どんな列車かなー、ナポリから抜け出しさえすれば

この恐怖感からは開放されるよなー なんて甘あまな考えだった私。


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あれれ、なんだか 電車が落書きで汚されています。

あれ?どこーとなくいやな予感。


でも、列車の中にはポンペイへ向かう観光客であふれています。

日本人の姿もちらほらと。


よしよし、観光客がたくさんいれば まだ安心です。

とにかく、人がいるところにいようと決めました。


途中、窓の外からナポリの海が見えました。


綺麗です。


きっと夏にきたら、ナポリの美しい海を満喫できるのでしょう。

あの美味しいピザと一緒に。


でも、今回は別。早くナポリを逃げ出さなければ!


かなりカッコイイベスビオ火山を左に見ながら、

みんなが降りる「Villa dei Misteri駅」に到着です。


ポンペイ遺跡に直接行く人はこの駅で降ります。

車両内のほとんどの人がこの駅でおりました。


私は先にチェックインしてから行くので、この先の「Pompei駅」で下車します。



この先の。 この先の・・・・


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乗り過ごしました。


ポンペイからどんどん遠ざかっていくから不安には感じたのです。

ポンペイ駅なんだから、Villa de Misteriの隣駅だろうと思っていました。


まあ、もしかしたら2駅先かもしれないとも思っていました。



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なんと、Villa de Misteriの一駅手前で

別路線に乗り換えが必要だったようです。


・・・・涙。


乗り過ごすくらい、この際なんてこたないんです。

日本でだって よくあることです。


昔 栃木でおりるはずの新幹線を乗り過ごして

新潟までいったこともありましたっけ。


ただ、この駅

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見て分かるとおりかなりの落書きのインパクトです。


私だって知らない街で 人のいない駅で下車するのは

あまり好ましくないことくらい分かっていました。


でも、この先に危険を感じない大きな駅があるという

保証なんてどこにもないのです。


とにかく、早く戻って「Pompei駅」までたどりつかねば。


この旅で決めていたルール、「移動は昼間」の鉄則に感謝しながらも

昼が終わる前に電車くるよなぁなんて弱気になりながら電車を待ちました。


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1時間遠回りくらいで、なんとかPompei駅に到着できました。

ただ、私がポンペイ駅に着いて瞬時に理解したのは


・・・ナポリと変わらない治安の悪さ、でした。


駅からスイッチパックをコロコロしながらホテル(今回はB&B)に

向かうのですが、日曜だからか まず人通りがゼロに等しいです。


車がたまには通るのですが、こちらの頭からつま先まで

ジロジロ眺めながら通っていきます。


少なくともそんな風に感じる怖さがあります。


途中イタリア語で何かを車の中から叫んできます。


こぇ~(汗)。


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大体、私の地図のコピーの仕方もいま考えると適当で

ホテル予約サイトの画面をデジカメで撮影しているだけ。


みなさん、地図と通りの名前と番地は必ず

確認してから知らない街には行きましょう。


だいぶいやな汗をかきながら、

ポンペイのB&Bに到着できたときは


「・・・助かった」と思わず つぶやきました。



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