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 aki のナス農家には、苗を自分でたてる人は殆どいません。つまり「購入苗」に頼っているわけですが、県内の種苗生産では到底追いつかないので、多くを県外の種苗会社さんに委託しています。

 「購入苗」で問題になることのひとつに、育苗段階での農薬の使用があります。
 種苗会社としては、害虫の被害を受けた苗を販売することが難しく、また、農家も嫌う傾向にあります。そのため、特に育苗時期の農薬散布が重要になります。しかし、農薬には使用回数に制限があるものが殆どであり、育苗段階で’よく効く’農薬を多く使うと、農家のハウスに植わってから使える農薬が限定されます。
 さらに、天敵に影響の強い農薬を苗の出荷直前に使用してしまうと、農家はその農薬の影響がなくなるまで天敵を放飼出来ず、病害虫防除に苦労することになります。

 こうした問題を解決できる方法として期待される技術に取り組んでいる種苗会社が、E県にあります。今日は、aki の農家と一緒に、その状況を見学に行ってきました(写真)。
 この会社では、防虫ネットで囲ったハウスの中に、「ククメリスカブリダニ」や「タイリクヒメハナカメムシ」を放飼して、殺虫剤を全く使わない育苗に取り組んでいます。今のところ、ナスではかなり自信を持っているようでしたが、ピーマン類では、どうしても害虫の食害痕が残ってしまうとのことでした。今日見た範囲では、特に生育に影響があるような被害ではなかったので、むしろ、農家側の意識が変わって来ればおもしろいと思いました。

 土着天敵については、県域を越えた移動ができないことになっているので、当面は期待できません。何かいいアイデアがないでしょうか?