◆森下で蕎麦を手繰ってから、浜町の手拭屋へ◆ | 頑固オヤジの、ばり雑言!!

頑固オヤジの、ばり雑言!!

真っ当な、和の文化を残したいもんだわさ。
 
劣化し続ける和文化に警鐘を鳴らすべく、
思いの丈を書き綴った強面親父の言いたい放題!

時代小説芝浜、文芸社から発売中。電子書籍はアマゾン・楽天で。

                 

みのやを出て直ぐ裏の蕎麦屋へ向かった、最近ブログを訪れてくれる御仁の店、HPを見るとこの日は営業をしているので、寄ってみたのである。

 

 

 

 

 

店に入ると先客は二組、やって来た女将さんに「ブログをやっているのは、お前さんかい?」と問うと、「私です!」と・・・。

 

せいろを注文した後、女将さんと馬鹿っ話。そのうち先客が帰り、蕎麦を手繰っているところに大将が蕎麦湯を持って来た、

 

ここで三人の、馬鹿っ話がおっぱじまる。昔はみの屋へ行った後必ず寄っていたのが、この店の向かいに建っていた、ゆがんだ木造長屋の老夫婦がやっている天婦羅屋。

 

他にも、廃業したどぜう屋やに深川めしの店に行っていたが、ここ10年程はみの屋だけになってしまった。蕎麦を手繰ったあとは長居をせず早々に退散し、新大橋に向かう。

 

 

 

 

 

新大橋を渡り左先に見えるのが浜町河岸、右手奥が両国橋・柳橋。以前は柳橋の蕎麦屋へ良く行っていたが、ビルを建て替えたのちは手打ちそば屋に・・・・。

 

以前食うのを楽しみにしていたメニューが無くなったので、一度覗いただけ。

 

 

 

浜町公園から清正公の前を抜け、手拭屋高虎に行くつもりだったが、工事中で通れず、この先を廻って店に向かう。

 

 

 

 

 

 

店に入り対応してくれた姐さんに、「娘さん居る?」と問いかけた。先代の大将が元気な頃からそう呼んでいたので、いまだに娘さん・・・・。

 

二階から降りてきた娘さんに「散り松葉と青海波の手拭が欲しい!」と言うと、青海波は近々染め上がるそうだが、アタシの欲しい散り松葉はもう手に入らない感じ。

 

博多の帯屋と同じで、ここでも昔ながらのアタシ好みの手拭が店先から姿を消した。先代の大将とアタシは好みが同じだったので、此処の手拭ばかり使っていた。

 

とっかえひっかえ着物に合わせて手拭を使うので、散り松葉・青海波は年に二三回しか使わないが、洗濯を繰り返すと色があせる。

 

散り松葉は不祝儀の時懐に入れる、その機会が多くなり懐に入れるたびに、新しいもんが欲しいと長年思ってきたのである。

 

この日有った藍地白抜きの散り松葉の手拭は持っている、アタシが欲しいのは鼠地に白抜き小紋の青海波なのである・・・・。

 

ホームページ https://senoji.web.fc2.com/