一昨日自由が丘の盆踊りを覗きに行った時、吉原繋ぎとレンガの浴衣を着て出かけた。
アイロンをかける前にスプレーの糊を掛け、シャキッとさせる。盛夏物の上布を洗った後は布海苔を利かせるが、浴衣を洗う時は糊をかけない・・・。浴衣の柄は、吉原繋ぎとレンガの中形。
着物の着付けは着る着物によってチョイ変える、柔らか物は長めに着付け、紬はチョイ短く、盛夏物・浴衣はさらに短めに着つける。
そんな事やっている御仁は、昨今は皆無・・・。
浴衣を着る時と着物を尻っ端折りする時だけ、帯は神田結びにする。結び目に刺してあるのは、自作の扇子・・・・。
袖をたくし上げて着ると、御覧の様に涼しに見えるでげしょ。
合切袋は藍地白の、勝虫の印伝・・・・・。
下駄も印伝勝虫の鼻緒を挿げた、下方にした。足の指先が太いでしょ、これが昔の日本人の足。下駄を履き指先に力を入れて歩いていた所為で、こんな足になっちまった。
若い頃に比べ足袋のサイズが、2センチ大きくなった。それは、下駄で都心を歩き廻った所為。
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