◆祭り装束(着物)◆ | 頑固オヤジの、ばり雑言!!

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真っ当な、和の文化を残したいもんだわさ。
 
劣化し続ける和文化に警鐘を鳴らすべく、
思いの丈を書き綴った強面親父の言いたい放題!

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ハレの日の祭りには、それに即した衣装でのぞむ、てぇのが古来からの日本人。それが近ごろ薄れてきて、手前勝手の薄汚い形(なり)で出てくる御仁が増えた。

 

早い話が古来よりの洗練された日本人の美意識が無くなり、見ているこっちが恥ずかしくなるような、姿の御仁が増えてきた。

 

 

築地波除神社宮元の半纏は、築地の馴染みの店の御仁がアタシの為に誂えてくれたもの。襟に宮元・勢津の文字が染め抜かれている。

 

祭りに行く前日、半纏・股引などにアイロンをかける・・・。

 

 

 

 

 

祭りの日だけ、右の吉原繋ぎの合切袋と皮の巾着を使う。手拭は喧嘩被りにする千鳥の手拭と、藍白の市松と青海波の手拭にした・・・・。

 

三尺は藍白の算盤玉に、足袋は銀座木挽町大野屋の紺足袋カラス。風呂敷は瓶覗きと白の波小紋の風呂敷。

 

 

 

半纏が無地の藍地なので、股引は小紋柄を穿く。

 

 

 

 

 

 

つま先をちょいと引っ掛けただけでかかとが雪駄の外、てぇ千鳥で歩き廻ると、下駄で歩くより疲れる・・・・。日差しの強い日は、サングラスを掛けないと白内の目が眩しい。

 

 

この手の形(なり)の時は、若い頃より手拭を喧嘩被りにする。形よくかぶれるように、この時の手拭はチョイ丈が長い物・・・。

 

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