昨日の続きだよ、お立合い!平河天神を出て、先ずは半蔵門へ向かった。
奥の道を右に行くと最高裁判所から永田町小学校、幼かったお袋の通学路。左に行くと四谷通に出る。
四谷通に出た右角に古い茶道具屋が有る、ここの若旦那とアタシの木版画を扱ってくれている銀座の老舗木版画店の若旦那が友達。
てんで、版画店の若旦那の紹介で、この店の若旦那と会ったことが有る。アタシの作品の茶道具を置かせてもらえないかと、話をしたが・・・・。
奥に見えるのが半蔵門、その手前左の建物が麴町警察署。大昔この前を着物にステッキを突いたアタシが通ると、署の前に長い警棒を手にした私服の刑事が立っていた。
その御仁が、アタシが近づくと無言で頭を下げた。頭を下げられたんじゃ黙って通る訳にはいかぬ、てんで、「ハイ、ご苦労さん!」と一言声を掛けた。
このまま通り過ぎるアタシではない、その後この御仁に二言・三言言葉をかけてからその場を去った。この後英国大使館からその先に行くつもりだったが、何処へ行ったかは覚えていない。
半蔵門の交差点から右手を見ると、国立劇場から三宅坂・警視庁・桜田門へと続く道。
平河天神からやって来た道を振り返ると、四谷から新宿へと続く道。この右角に東條会館てぇ建物があり、そこで知人が結婚式をあげたことが有る。
その日はアタシは、九段坂上のビルで道路図面を引くバイトをしていた。前日家でこさえたブーケを仕事場に持ってきて、昼休みに東條会館に持っていき、知人に渡してくれるよう置いて来た事が有る。
バイトをしていたビルは靖国神社の向かい、東條会館までは歩いて7・8分の距離だった・・・。
半蔵門右手の土手は、お袋や隣町のケーキ屋の大将が幼かったころの遊び場。土手が交差する写真の斜面を、下駄で駆け下りて遊んだとお袋に幾度も聞かされた・・・・。
その頃は皇居とは呼ばず宮城、その宮城の警備をしていたのが近衛師団。お袋の父親はこの
近衛師団の騎馬兵だった・・・。
昔の近衛兵はのんびりしたもの、土手で近所の子供が遊んでいても、何も言わなかったと言う・・・・。
半蔵門の左隣、千鳥ヶ淵手前の桜並木は、規制もなくゆっくりオマンマを食ったり、遊んだりできる場所。
半蔵門から旧東條会館側に渡り、右に行くと英国大使館。昨日もこの前を抜けて、千鳥ヶ淵へ向かった。
写真の先が千鳥ヶ淵の信号、左の円柱のポールは車止め。英国大使館に入る車が来ると、下に下がりレンガの道路が平らになる。
右の桜並木の奥が英国大使館、幼いお袋が近衛の騎馬兵だった父親に面会に行く時は、アタシがこの日歩いた道を通り、写真左の近衛師団へ一人で歩いて行ったのである・・・。
今日のブログが今までで一番登場人物が多かった、もうちょい半蔵門近くにいた御仁の話が有るが、それはいずれまた・・・・。
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