◆神田で鰻を食らう◆ | 頑固オヤジの、ばり雑言!!

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真っ当な、和の文化を残したいもんだわさ。
 
劣化し続ける和文化に警鐘を鳴らすべく、
思いの丈を書き綴った強面親父の言いたい放題!

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今日親戚の御仁と秋葉原で待ち合わせをし、神田の鰻屋へ行った。

 

 

 

 

 

自由が丘から東横線で中目黒に出て、そこから地下鉄日比谷線で秋葉原下車、待ち合わせ場所のJR秋葉原駅電気街口へ行く。

 

待ち合わせ時間10分前にご覧の場所で落ち合うことが出来、外神田の鰻屋へ向かう。

 

 

 

以前通っていた鰻屋が無くなった後、彼方此方さがして見つけたのがこの鰻屋。鰻を食いたくなると、この店まで出かけるのである。

 

 

予約の電話をしてあるのですぐに席に通され、腰を下ろした途端に「関西風の白焼きに肝焼きとウザク、ウザクは胡麻を掛けないで!」この店に来ると毎回同じ注文をする。この日のお通しは、烏賊の塩辛。

 

 

ウザクは二つに分けて出してくれた、何も言わないと、胡麻のかかったウザクが出てくる。胡麻をかけたらそれがウザクの味を消してしまうのである。

 

 

この店は肝吸いを出さない、肝焼きに肝を回すためである。てぇ訳で、よっぽどのことが無い限り、肝焼きが売り切れました、てぇのは無い。

 

 

白焼きは、蒸さないで焼いた皮目のパリッとした関西風の白焼きの方が旨い。山葵を二つ出してくれるのは、二人で食うから・・・。

 

 

お次は焼き鳥、古くからの鰻屋には焼き鳥があり、塩とタレの二種類あるが、勿論タレで食う。

 

 

最後に鰻重を食う、タレは今じゃ少なくなったさっぱりした辛目のタレ。この手のタレの鰻屋は少なくなり、ベタベタと甘いタレの店が多くなった。

 

 

爪楊枝の事を黒文字と呼ぶが、その言葉の語源になったのが御覧の黒文字の爪楊枝。この店の爪楊枝は、今時珍しい黒文字・・・・・。

 

 

使った黒文字は着物の襟に刺した、アタシが餓鬼の頃親父がオマンマを食った後、使った爪楊枝をこうしていた・・・・・。

 

お足を払いながら店の若女将に「大女将は元気かい?」と問うと「夜は店に出てますから、今度は夜にいらしてください」と・・・。

 

何時も着物の大女将とは顔を合わすと馬鹿っ話をする間柄、前回来た時も昼だったので会えなかった。次回は夜来るとしよう・・・・。

 

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