先日、小千谷縮の着物を洗った、二枚は着物で一枚は長襦袢。
洗剤を溶かした水に着物をつけ置きし、その間に布海苔を溶かす。
細かくした布海苔を水に入れ、それを弱火で繊維が無くなるまでよく煮だす。
布海苔が溶けて液状になって物を冷まし、手拭で越して布海苔液を作る。これらをやっている間に、着物を浴槽内で洗う・・・・。
洗剤で洗った後、三回濯ぎ洗いをする。この時乱暴に着物を濯ぐと縫い糸が切れてしまう・・・。
三回濯ぎが終わった着物を布海苔を溶かして水につけ、生地全体に糊を利かせる。
布海苔をしみ込ませた着物を衣桁に掛けて、陰干しをする。
乾いた小千谷にアイロンをかける時は、手拭を当てた上から高温で・・・・。
写真奥に、一度だけ袖を通した浴衣二枚が衣桁に掛けてある。これも近々洗うつもりだが、布海苔はかけない・・・・。
アイロンを掛けながら縫い目を確認、チョイほころびているところがあったので、さっそく繕った。
着物を綺麗に着こなすには、日々の手入れが肝心。今日も明日着るつもりの着物に、アイロンをかけた・・・・。
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