◆築地場外で、お節の材料を買う◆ | 頑固オヤジの、ばり雑言!!

頑固オヤジの、ばり雑言!!

真っ当な、和の文化を残したいもんだわさ。
 
劣化し続ける和文化に警鐘を鳴らすべく、
思いの丈を書き綴った強面親父の言いたい放題!

時代小説芝浜、文芸社から発売中。電子書籍はアマゾン・楽天で。

                 

昨日の続きだよ、お立会い。波除さんを出て何時もの通り勝鬨橋の袂から大川端に降り、川面の写真を撮る。

 

 

波除さんの交差点のチョイ先が勝鬨橋、その袂を降りたのが下の写真。

 

 

 

 

半世紀前築地に来だした時は、勝鬨橋の向こうの船着き場に魚を摘んだ船が横付けされ、魚を下ろしていた。今の癌研の処には、芝浦からやって来た貨物列車が停まっていた頃。

 

 

 

この時期必ず冬毛になったユリカモメの姿が見られるのだが、昨日は遠くの川面に何羽か浮かんでいただけ。

 

写真奥のビル群は佃島、以前は築地で魚を食った後は、川沿いを歩き、佃の馴染みの店へ行ったもんだった。

 

ベンチに座っていた手前の三人の御仁が、皆海苔を巻いた大きな握り飯を旨そうにかぶりついていた。今時のコンビニの握り飯ではなく、家で作ったのであろう大きなもの。

 

魚を食って来たばかりだったが、その握り飯にかぶりつく姿を目にし、オマンマを食いたくなった。

 

 

 

隅田川河畔を後にし、築地場外の乾物屋へ向かう。暮の最後の土曜日とあって、路地は御覧の様だが、コロナ以前に比べれば、まだ歩きやすい・・・・。

 

 

 

この店も魚を食った店と同じく、久しぶり・・・・。馴染みの御仁に挨拶をしてから、お節の材料を買う。

 

 

この店で買いたかったのは、小振りの冬菇と田作り。煮しめの椎茸は小振りの物をまるごと煮た方が、様子が良いもんで・・・・。

 

 

 

奥の赤い椅子は、この店の90過ぎの看板娘の定位置。「大女将は、まだ出てこないの?」と店の姐さんに問うと、チョイ前に顔を出し、直ぐに帰って行ったと言う。

 

 

今回買った物が上の品、これからまだあちこち歩き回るので、魚類は家の近所で買う事にする。

 

蒲鉾などは何処ででも手に入るが、小振りの冬菇に、田作り・皮を剥いた数の子に大量の小肌の粟付けは、近所のスーパーでは手に入らない。

 

 

今日から近所の花屋で、ガサや正月用の花を売り出す。てんで、荷ほどきしたばかりに梅と小振りの裏白などを買い。他の花はもうチョイ後に買う。

 

仏壇の掃除をした後に、昨日買って来た田作りと胡桃で、早速御覧の品を作った。半分は義姉宅へお裾分け・・・・。

 

ホームページ  http://senoji.web.fc2.com/