◆羽田の魚屋に新海苔を買いに行く◆ | 頑固オヤジの、ばり雑言!!

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毎年一月に羽田に行くのは、古い付き合いの魚屋で新海苔を買う為。

 

この日、女房の部屋の工事で出かけ、それが済んでから近くのホームセンターに寄り、羽田に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホームセンターで思い描いていた物より良い材料を見つけ、近々それを使ってある物を作る。

 

何時もの様に、お節介。頼まれた訳じゃねぇが、つい、「んじゃ、オイラが作ってやるよ!」と安請け合い。

 

ホームセンターのトイレで撮った、この日の勇姿。ベレー帽は数年前、アメ横中田商店で見つけた物・・・・・・。

 

銀座五丁目に大昔、ワシントンとアメリカ屋てぇ靴屋が有った。アメリカ屋はとっくに無くなり、ワシントンも無くなったと思ったら、元の場所の地階で営業をしていた。

 

その看板を見つけ、ワシントンに行くと、地階奥で細々と営業。そこの年配の店員と昔話をしながら買ったのが、この日履いていたスエードの靴。

 

 

 

 

 

 

 

川崎から羽田に向かう時、渋滞をしなくて済む多摩川沿いの道を行く。産業道路を潜り羽田に行くと工事で通り抜けが出来ず、産業道路に戻り、羽田神社の脇を抜けた。

 

その時の写真が下の二枚・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

羽田の路地裏の魚屋へ毎年この時期行くのは、新海苔を買う為。昨今は前年の11月には新海苔が出るが、大昔は正月を過ぎなければ手に入らなった品。

 

その考えが頭に有るので、正月前に新海苔を買う気にはならないのである。声を掛けると店の奥から出て来たのが御覧の大将、羽田で働いていた頃からの長の付き合い。

 

大酒飲みの同僚に家に泊まる時は、ここでアタシは蝦蛄爪、同僚はマグロのブツを買う。どちらも一パック500円。

 

この頃から蝦蛄爪の旨さを知っていたので、後年日本橋室町の天婦羅屋へ通うようになった時は、ここで蝦蛄爪を買い、それを持参して掻き揚げを作ってもらった。

 

日本橋の天婦羅屋の大将も、蝦蛄爪なんぞを見たことが無いという代物だった。蟹でもそうだが蝦蛄も身より爪の方が断然旨い、そんなことを知る御仁は今時ゃ、おりますまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大将に女房が亡くなったと告げると、奥に居た姉さんに声を掛けてくれ。出て来た姉さんと大将から悔みの言葉を頂戴した。

 

ここ数年は毎年正月、昔は年になんども訪れた女房とも二人は顔見知り。ここで暫し昔話に花が咲く・・・・・。

 

日の当たらぬ北向きの寒い店、火の気の全くない店での水仕事、本来魚屋とはこうあるべきもの。

 

アタシより高齢の両人には一日でも長く、魚屋を続けて欲しいもんだ。

 

何時も新海苔(生海苔)を二パック買うが、この日は一パック。無くなったらまた出て来るよと、シジミなどを買いお足を払うと、此れ奥さんにと小肌を大将がくれた。

 

この逆は以前したが、まさかアタシがこんな事をしてもらうとは、去年までは考えもしなかった。

 

 

 

 

 

 

 

この日買って来たのが御覧の品。毎年アサリを買うが、たまたまこの日は品切れ、てんでシジミを買い晩飯の御御御付けにした。

 

左の新海苔の料理は、明日ご披露しますよ・・・・。

 

 

 

 

魚屋の大将の笑顔が好きなのだが、コロナの所為でマスク姿。てんで、去年の写真をアップしますよ、お立会い!!

 

如何?いい笑顔でしょ。国会議員にこんな素敵な笑顔の野郎は一人もいないよ。

 

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