◆奥沢神社◆ | 頑固オヤジの、ばり雑言!!

頑固オヤジの、ばり雑言!!

真っ当な、和の文化を残したいもんだわさ。
 
劣化し続ける和文化に警鐘を鳴らすべく、
思いの丈を書き綴った強面親父の言いたい放題!

時代小説芝浜、文芸社から発売中。電子書籍はアマゾン・楽天で。

                 

近所のスーパーに欲しい食材が無かったので、隣町の庶民的なスーパーへ行った。気取った店が多くなったこの辺りだが、このスーパーは昔ながらの佇まい、てんで、アタシの探している物があるだろうと、出かけたと言う訳。

 

此れなら何とか使えそう、てぇもんを買い、奥沢神社の前を抜けて帰宅した。

 

 

 

半世紀上前のこの辺りは、彼方此方に畑の残る新興住宅地、夏場になるとこの神社の周りで月に三回縁日が行われた。

 

その時この灯篭の右後ろで居合抜きの爺さんが真剣を振り回し、わずかなお足を稼いでいた。

 

街中で真剣の抜き身を振り回しての居合抜き、いまではとうてい考えられぬ事を、昔は当たり前の様に見世物としてやっていた。

 

細身で小柄な爺さんが、佐々木小次郎が持つような長刀を抜き放ち、ひざまずいた老婆の首筋に置いた大根を、真っ二つに断ち割る技は、迫力満点だった。

 

 

 

 

 

 

 

お袋が緊急入院した病院がこの神社のすぐ側、てぇ訳で、毎日病室に向かう前に、この社の前で一日でも早い病状の回復を祈ったもんだった。

 

信心深くないアタシでもお袋の事となると話は別と、、真剣に氏神様に回復をお願いした・・・・。

 

 

 

態々隣町のスーパーに買いに行ったのは谷中、育ちすぎて燕になってしまった谷中だが、古漬けを刻んだカクヤは、こいつが無いと旨かない。どうせ食うなら旨いものをと、その食材を手に入れるのには、労を惜しまない・・・。

 

ホームページ  http://senoji.web.fc2.com/