昔テレビ放送で一度観たきりで、なんとなくまた観たくなりネットフリックスにて鑑賞。
地上波での放送は確かその時一度きり。
人気作のわりにどうして地上波での放送が少ないのでしょう。
久々に観たらかなり忘れていて、ラストシーンも完全に忘れてました。
一番最初の雪の上で寝そべっているシーンでの中山美穂は「藤井樹」で、その次の大雪の中での三回忌の中山美穂は「渡辺博子」なんだったのだとようやく理解。
いえ、中山美穂が二役を演じていたのは知っていましたけど、小樽はともかく、神戸ってあんなにも大雪が降るのでしょうか。
テレビで観た時は豊川悦司の出番は少ない印象でしたが、結構出番はあったのですね。テレビではカットされたのかしら。
当たり前ですが、加賀まりこが若くて綺麗。今の自分と同じくらいの年齢だと思うとちょっと驚き。
「渡辺博子」が亡くなった婚約者の「藤井樹」と同姓同名の女性の「藤井樹」宛に間違って手紙を送って文通が始まるのですが・・・。
センチメンタルなラブストーリーかと思いきや、ちょっと笑いがあって、暗さのない清々しさのあるのが話運びがとても良いのです。
でも、救急車の件はちょっとしつこかったような。
ワープロとか今となっては懐かしいです。
少女時代の樹を演じた酒井美紀はこの映画が初めてのお芝居とはとても思えないくらいしっかりとした演技で、反対に少年時代の樹を演じた柏原崇は若いというより初々しくて、ちょっと演技に固さがあります。
柏原崇は俳優引退しちゃったんですよね。ま、却ってその方が神秘性があっていいのかもしれません。
それにしても「樹」を映画では「いつき」と読めていましたが、皆、すんなり読めるのかしらとちょっと疑問です。
そして今の学校図書室って、図書カードはまだ存在しているんでしょうか。