試合終盤、雷が光るわ鳴るわ
そのうち雨も降りだしたが、レインコートで凌げるレベルだっちので観戦を続けるも、九回裏に木浪が三振したところで雨粒がデカく、降りも強くなってきたのでスタンド下へ避難
通路のモニターでハイライトなど見ていると、画面が変わってグラウンドが映り、主審が出てきてバックネットに向かって右手を挙げた
「ゲーム❗」
て、言うたよな
周りのトラキチが囁いた刹那、雨天コールドの知らせが画面に
延長10回表コールドゲームという、珍しい試合終了で引き分け
負けんでよかったとも言えるし、よくぞ引き分けたとも言える、なんとも微妙な試合…
今の打撃陣の調子から考えたら、負けなかっただけで御の字か
通路を歩きながら、ふとスタンドへの入り口を覗くと、何人かが写真を撮っていた
スタンドに出てみると雨は止んでいた
「えー、試合やれるやん」という声も多かったが、これからグランド整備なんかやってたら、試合が終わる頃には終電の時刻になるかもしれないことを想像できないか歩いて帰れるのか
それにしても今日もまた、試合開始早々から春にも関わらず“さぶい”試合
ヒット性の当たりを好捕されたりと最近ツキがないが、そもそも打撃陣がいつまでも酷すぎるのが“借金生活”の元凶
トラキチ必死の声援もどこへやら、今日も村上見殺しか
まぐれ当たりが二打席続いたような森下やら、大きな当たりも伸びきらない大山やら、一向に上向かない二人に、小学生でも抑えられるような毎度お馴染みのパターンでやられっぱなしの佐藤というクリーンアップでは、全く勝てそうな気がしない
特に佐藤には、脳ミソという器官が備わっていないのかもしれないとさえ思えてくる
レフトに向かってイイ風が吹いていたのに、新人の頃はレフトへ向けてキレイな放物線を描いていたというのに、今は何なんだ
とんとそんなホームランを見なくなっているのはどういうことだ
そういえば讀賣のオコエも、高校時代はどんなスゴい選手になるのかと大いに期待したものであるが、プロ入り後全く芽が出てこない
佐藤もこんな無惨な姿を晒すことになるのではなかろうな七回表、ランナーが得点圏にいる場面で、ピッチャーの山崎に代打を送らなかった阿部の采配には驚いた
今の阪神なら、1点あったら勝てると考えるのみならず、1点もよう取らんと考えたのか
こんな策に阪神は反撃できるのか
危惧して迎えたラッキー7の攻撃で、どうにかこうにか同点に追いついたのは、前年日本一のチームという意地ならよいが
追いついた直後のイニングに岩崎登場
ランナーを出したものの無失点でしのぐ
1点を取るための最善策を取らなかった阿部に対して、追いついた直後を無失点で凌ぐべく最善策を講じた岡田、という構図ができあがったのは、当然の帰結か偶然の産物か
引き分けで終わった結果から見れば、“やるべき事をやるべき時にやる”という岡田の采配に軍配が上がったと言うべきだろう
そういえば、今日の選手メニューは「牛!鶏!豚!青柳のお肉三昧弁当」
試合の最後に大雨が降ったのはこのせいか
青柳恐るべし
それにしても、延長戦雨天コールドゲームなどという試合は初めてだ
年間30試合ほども見ていると、まぁ色々あるわな
今季観戦成績:3勝3敗1分