CEPランニングシューズ・インプレ
ドイツのコンプレッションウェアブランド・CEPが開発したランニングシューズ、「Pro Run Optaspeed BowTech+」のインプレをさせていただきました。
【シューズ外観】
前後に分かれたセパレートソール、そしてなんといっても特殊素材のプレートが2枚搭載されている点が一際目立ちます。
踵とつま先部分のミッドソールに異なる密度のフォームを配置し、硬度を変えたものを組み合わせた構造となっています。
厚底カーボンが主流となった現在、セパレートソールはよく見受けられますが、プレート2層形状は他メーカーと一線を画すインパクトです。
アッパーはソックスのカラーが透けて見えるほど薄い素材ですが、トウガードは別素材でしっかりと補強されており、継続使用に伴う穴空き対策が施されています。
また、シューズ外側に配置されたリフレクティブ仕様のCEPロゴも、大きな特徴です。
【サイズ感】
公式ページや他のインプレではワンサイズ上を推奨とありますが、私自身は他メーカーと同じ27cmを着用し、靴擦れ等の問題はありませんでした。
ただ、ホールド感がしっかりしているので、少し自由度が欲しいランナーや足型が3E以上のワイドタイプのランナーは窮屈に感じる印象です。
【インプレ】
① アウトソールが独立しているため、接地音(特に右足)が大きくなりました。
ヒールストライク寄りのランナーは前足部接地を意識した場合でも、僅かに踵接地から入ります。
この性質上、前足部と独立した形状の場合、着地衝撃が分散されない状態で前足部のアウトソール単体に重心が乗るため、従来よりも接地にかかる衝撃が相対的に強まり音が大きくなります。
もう一つは、接地の瞬間に足首固定が抜け、無意識に底屈動作が生まれている可能性もあるので、それが右足には顕著にみられるという自身の走りの特性も知ることができました。
②27cmサイズで290gという重さ故のローピッチが、少々ネックに感じました。
末端の重さは操作性の緩慢に直結します。
ただ、jogで16km4'27ペースでこなした際、末端の重さが気になったものの、2km以降はペースを意図的に上げなくともローピッチで4'30切りを維持できました。
また、その直後に普段ポイント練習で使用している198gのノンカーボンシューズに履き替えて走ったところ、入りの1kmはピッチが急激に上がり速いペースで走れました。
2km目は意識的にピッチを落としたこともありますが、LAPが4'30を越えました。
これは意識せずともBOWTECHではストライドが伸びていたことを意味します。
ポイントの合間のつなぎ練習や、リラックスしたフォーム改善へのトレーニングシーンに有効だと感じました。
③踵の抜け感は重さやプレートの関係もあるため否めませんが、感触としては他メーカーにおけるカーボンシューズ第2世代の履き心地に似ていました。
ホールド感は前作より改善されているそうです。
④コーナリングの不安定感はどの厚底シューズにも言えますが、BOWTECHは直進方向における安定性と推進力が大きいと感じました。
ソール厚さは37mmなので世界陸連のロードレースにおける40mmルールのシューズ規定はクリアしています。
ただ、プレートが2枚搭載されており、WA未承認シューズなので公式マラソンでは使用できません。
⑤不整地を走った場合、アウトソール前後部の間の溝や2枚プレートの隙間に砂利や小石、土が詰まるおそれが高いです。
そのため、原則整備されたロード用として選択すべきシューズだと感じます。
⑥重心位置を正しくコントロールした上で走れば、一定のスピード持続性が高く、淡々と距離を踏むことができると感じました。
具体的にはやや前方に上体を傾け重心を高く保ち腰高フォームで走る意識をもつことで、シューズ特性が発揮されます。
⑦他メーカーと比較した場合、近い印象はアシックスのマジックスピード4です。
ハイスピードは求められず、加減速する必要のないフルやウルトラマラソンのようなレースシーンで、主に3時間10分(4'30)から3時間30分(4'58)を目標に走るランナーにとって有用なシューズだと感じました。
【価格帯】
Optaspeedは価格36300円で、ここが最大の障壁といっていいかもしれません。
前作のOmnispeedは29000円と若干値下がりはしましたが、それでも高価です。
ECサイトを除く販売店ではアートスポーツが取り扱っていますが、市場出回りが少なく今後の企業努力にも期待したいところです。
8月12日 第601回かけっこ教室
ランフォームかけっこ教室。
平日レッスンは5名が参加。
一時的に雨が強く降る時間帯がありましたが、レッスン中は運良く雨雲が避けたため、実施できました。
低学年を含めたレギュラーメンバーで走力向上。







