午後0時30分 室内温度19・1℃ 湿度72%
「還暦」を迎える頃までは、
翌朝になれば自然に目が覚めることに、
不安を感じることは、
殆どなかったが、
「古希」が近付いてきたら、
目が覚めることなく死ぬ可能性を思う。
連れ合いが逝ったこともあるだろうが、
私は高校の頃「生物」で遺伝や人類の進化を学び、
「無神論者」になった。
じゃあそれまではといえば、
「運」というものに「偶然の神」を思い、
「幸運」を羨んだ。
ネアンデルタール人とホモサピエンスの交雑には驚かず、
人類の進化の過程には、
直立猿人や北京原人などの交雑が頻繁に、
行われた可能性の方が、
連綿とホモサピエンスに続く進化だと思う。
特にホモサピエンスの誕生は、
それまでのネアンデルタール人の脳の形や容量に、
大きな変化をもたらし、
頭蓋骨を丸く脳も扁平から球形に変えた。
そして「見えないものを見る」という、
想像力を脳に加え、
ホモサピエンスはネアンデルタール人を凌駕した。
やがて想像力が「神」というものを作りだした。
「神」はホモサピエンスの出現とともに、
痕跡を残すようになる。
‥‥‥…
私の愛する私の全てであり私だけの掛け替えのないえむえぬ様に。