貴女に褒められたくて 「ホトトギスと托卵」   19998 | 何時か何処かでのブログ

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 「托卵」という、

 

 ホトトギス類独特の生態を観察すると。

 

 親の狡猾さに驚く、

 

 ウグイスの♀が巣を離れると、

 

 巣に卵をひとつ生み、

 

 ウグイスの卵をひとつくわえて飛び去る。

 

 抱卵しているウグイスの♀に、

 

 托卵を気付かせない為である。

 

 

 ウグイスの巣に産み付けられた。

 

 ホトトギスの雛の宿命は「托卵」の抱える、

 

 悲劇を自らが行うことになる。

 

 ホトトギスは既に托卵されていても、

 

卵を産み付ける。

 

 そうなれば早く孵化したホトトギスの雛が、

 

 同胞ともども巣外に落として殺してしまう。

 

 托卵の厳しさを思うが、

 

 ウグイスの悲劇の大きさも思う。

 

 何故ホトトギスの雛に餌をやり続けるのかは、

 

 ウグイスの「母性本能」だろう。

 

 

 ウグイスはホトトギスの雛が巣だったときに、

 

 呪縛から解放され、

 

 「やられた」と気付くのだろう。

 

  ‥‥‥…

 

 私の愛する私の全てであり私だけの掛け替えのないえむえぬ様に。