脱社畜の働き方 | 敷居の低いNLPerブログ 〜Adjustment 村川圭一 公式ブログ〜

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NLPトレーナーでありカウンセラーでありコーチでありコンサルタントであり夫でもあり父親でもある男の日々ブログ。
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考え方アジャスターの村川圭一です。
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日野瑛太郎さんの「脱社畜の働き方」を読みました。

脱社畜の働き方~会社に人生を支配されない34の思考法/技術評論社
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著者の日野瑛太郎さんは東大卒で起業した会社を解散した後に会社員となった方です。
なかなかいないパターンの人ですよね。
会社員→脱サラ起業→会社員というパターンの方はおられると思うのですが、はなから経営者を
チョイスされた方です。
そしてこの本の元になった「脱社畜ブログ」の管理人でもあります。
http://dennou-kurage.hatenablog.com

そんな作者だからなのか、会社員として働くことに疑問を感じます。
時間は拘束され、賃金以上の付加価値を求められ、サービス残業などでもらえるはずの賃金をカットされるなど
社畜の言葉の語源となった「会社に飼われ、会社の言いなりになっている奴隷のような社員」を目の当たりに
して「働く」ということに疑問を感じたわけです。

この疑問というのは、日野さんが純粋に「働く」ということに向き合ったからこそ気づいたことだと
僕は思うわけです。
多いに共感できるポイントですね。

僕のように学校を卒業してそのまま会社員になった人って言うのは、そういった疑問を持つ前に
「働く」ことに対して、固定概念を植え付けられたと思うのですよ。
僕は大学卒業後に一番早く内定をいただいた地元中小企業に入社したのですが、入社後にその会社の研修
だけでなく、中小企業同友会の一泊研修なんかもあったりしました。
一泊研修に行く前に先輩から「洗脳されんなよ…。」と脅されたことを覚えています。
(ちなみにその研修で「雇われるよりも社長に早くなりたい」と発言して、研修の場の空気を
変えてしまったことも思い出しました…。)

だけど日野さんにはこのような経験がありません。なにせ大学院在学中に起業されたわけですから。
今の会社員の方々のほとんどが疑問に思っているけど「会社のためにはしょうがない。」とか
「働くってそういうことだろう。」と諦めてしまっていることが不思議でならなかったんだと思います。

タイトルを見て勘違いして欲しくないのは、会社員を辞めることを決して奨励していないということです。
本の最後には会社と関係のないプライベートでお金を稼ぐことにチャレンジしてみる(副業ではないよ。)
ことを勧めておられたりもしますが、まずは精神的な部分で脱社畜をしてみることからはじめてみる方が
大けがしないとも言っておられます。その辺りはお間違えなきよう。

この本は、年齢層や自分の立場によって受け取り方が大きく異なる本だと思います。
僕のように共感できる人もいれば、「何を甘いこと言ってんだ!」と憤慨してしまう人もいると思います。
でもこの本は決して間違っていることは言っていません。
もしこの本を読んで「ゆとり世代だねえ。」と感じるのであれば、こういう考え方もあるなあと、受け入れてみる
大人の余裕を持つようにしてはいかがでしょうか。

こんな疑問を感じさせない、従業員が自分のことを「社畜」と感じないような環境を経営者としては
用意したいものです。
是非ご一読を。

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