「ビジネス新大陸」の歩き方 大前研一 週間ポスト 2/27 | 矢沢永吉激論ブログ

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オバマノミクスについて


オバマの景気対策法案 76兆円の内訳


道路補修 港湾施設の整備 

太陽力 風力など代替エネルギ-関連


過去の統計によるとニューディール政策的な財政投融資の効果は

使ったお金の3割しか効果がなく後はため込んでしまう。



アメリカが財源を得る方法


1.高金利政策


2.増税


3.輪転機を回してカネをばら撒く


銀行が傷んでいるため、高金利は無理。


オバマは減税を打ち出しているので増税も無理


実質ばら撒きしかない。


ばら撒きが失敗するとドルの暴落、インフレのリスクがある。


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いままでアメリカがインフレになりにくかったのは多くの製造業が国外に出て行ってしまったため。


GMは国内の工場でも日本メーカーが低賃金でやってるしマイクロソフトを初めとするIT企業は英語圏であれば

海外でも問題ないのでとっくに海外に出て行っている。


日本は90年代にゼロ金利政策を続けた。

銀行にはカネはあるがバブル崩壊で金融庁の監督が厳しくなって融資ができないからサラ金にカネを貸すのが主な仕事になった。


優良企業は自分でカネを調達し中小企業の本当にカネが必要なところにカネを貸そうとすると金融庁がうるさい。

以前は駅前一等地には銀行の店舗があったが90年代以降、それがサラ金に変わっちゃった。


バブル前は日本の銀行も海外の銀行と同じく定期預金で5%以上の金利がついていたが預金者に金利を払わないことと都銀が合併することで危機を乗り越えた。


福井元日銀総裁に言わせるとそれが約300兆円。


麻生さんはそれを以って日本には金融危機を乗り越えた経験があるからアメリカにノウハウを教えてやろうと言ってる。


日本が金融危機を乗り越えた理由は国民がゼロ金利を我慢していまだに文句を言わないという特殊事情があったから。


日本人は円から他の通貨に動かさないけどイギリスでは利子が高いとなるとアイスランドに預金を移してしまうくらいだし今もアメリカ人自身が預金のユーロシフトを進めている。


以前の大前氏の論文ではアトランティックの戦いが起きると書かれていた。

ドルとユーロの覇権争い。


落ち着くところは通貨の統合。



欧米はそうなるとしてアジアなどうなんだろうか。


人民元はまだメジャーカレンシーとして信用されていないから円が頑張るしかないと思うのですが。





大前研一通信 2009/3 vol.174

http://ameblo.jp/muramatsu/entry-10275143223.html


ビジネス新大陸の歩き方 第215回 

http://ameblo.jp/muramatsu/entry-10268700463.html





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