ビジネス新大陸の歩き方 第215回 大前研一 | 矢沢永吉激論ブログ

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総合スーパーの不振とコンビニの売り上げの伸びの要因を世帯構成の変化によるものと仮定して論じています。


ここでは述べられていませんがコンビニの戦略にも盲点があると。


従来のGMSの顧客が現状かなりコンビニに流れつつある。


コンビニの売り上げの一割はお弁当、おにぎりであり単身者は弁当プラスアルファで食事を済ませる傾向が強い。


さらに売り上げを伸ばすなら単身者用の生鮮野菜や惣菜に力を入れるべきであると。


おそらく踏み込んだ議論をするとそのあたりまで言及すると思われます。


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単身世帯は3割以上。
顧客ニーズを無視した総合スーパーの「値下げ合戦」


3/18にイトーヨーカドーが2600品目を値下げした
翌日イオンが5100品目の値下げ
反省広告を出した
「他店にくらべて、決して安くはありませんでした」
「売り場には、欲しいと思える商品が並んでいませんでした」

4/15イトーヨーカドーが2400品目の値下げ

西友は「他社チラシ価格照合制度」を導入。

対してコンビニエンスストアは2008年に百貨店の売り上げを上回った。
コンビニの単価は安くはない
顧客の購買要因は価格ではないのではないか

日本の世帯の構成
単身世帯 2005年 1335万世帯(1960年には400万世帯)
夫婦と子供の世帯 1464万世帯
2010年には単身世帯が1500万世帯を超えると予測される
単身世帯の世代分布は若年層に偏ってはおらずフラット。

スーパーよりもデパ地下、コンビニで済ませる傾向が高まっている

2010年の推計
100%=5029万世帯
31.2% 単身
27.9% 夫婦と子供
20.1% 夫婦のみ

20.8% その他

総合スーパー(GMS)は27.9%の顧客をターゲットにしているがこれは間違いではないか。
戦略を練り直すべきではないか。



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