心理セラピストの選び方。 | 大切な人たちと美味しいごはんを食べ、よくはたらき、心が明るくなる話をしよう〜心理セラピスト石橋亜紀

大切な人たちと美味しいごはんを食べ、よくはたらき、心が明るくなる話をしよう〜心理セラピスト石橋亜紀

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さまざまなご相談を受けます。

人間関係、恋愛、パートナーシップ、親子関係、仕事、お金、健康、自己実現・・・


 

ひとりひとりの課題は、ごく個人的なものだと思いがちですが、


 

そこには必ず社会的背景があり、突き詰めると社会全体(日本全体)の課題だとも言えます。


 

だから、世の中で起きていることを知り、一般的な解決の流れを理解しておくことはとても大切なことなんですが、


 

かといって、わたしには個別具体的な解決策をひとつひとつ明示することはできません。


 

本当に月並みで申し訳ないんですが、「答えはあなたの中にしかない」からですね。


 

こういうのって、対人援助職側の逃げ口上のように聞こえてしまうかもしれませんが、そうでもないんです。


 

わたし自身、クライアント体験をめちゃくちゃ重ねておりまして、

(もうほとんどオタクだと言ってもいい)


 

これはセラピストとしてではなく、いちクライアントとしての結論です。


 

むしろ、

この人にならわかってもらえる!

きっと答えを教えてもらえる!

これで人生が変わる!


 

という、高揚感を伴うような気持ちで臨むのは、かなり危ういと、経験上思います。


 

なぜかというと、「理想の親探し」をしている可能性が高いから。


 

子どもの頃、

誰にもわかってもらえなかった。

安心できる居場所がなかった。

優しく守ってもらえなかった。

大切に扱ってもらえなかった。

生きるための指針を示してもらえなかった。


 

だから、

わたしにはわからない。

どう問題を解決したらいいのか、

どう生きていったらいいのか。

自分で考えるなんてとてもできない。

怖くて、不安で仕方がない・・・


 

こんなふうに深く傷ついた子どもが、そのままおとなになり、いまやお金と時間を使って、


 

無条件に受け入れてくれ、一から十まで優しく教え導いてくれる、理想の人物や居場所を探し続ける。


 

だけど、この人も違った、ここも違った、これも違った。


 

最後には、いつも裏切られたような気持ちになる。


 

どうして?


 

答えはシンプル。

その人は、あなたの「親」ではないからですね。


 

そんなに都合の良い人物や居場所はどこにも存在しません。

幻想なんです。


 

そして、

そういう存在を探し求めてしまうくらい、あなたが深く傷ついているということでもあります。

(あなたは悪くありません。そういう仕組みだということです)

 

 

おとなになったら、子どもの頃の養育環境がどうであれ、自分で自分を育てていかなければならない。


 

自分で答えを出し、行動し、その結果を受け止め、また歩みを進めなければならない。


 

子どもの頃、安心安全な場(養育者の健全な庇護のもと)で、その練習をする機会を与えられなかった人にとっては理不尽な話かもしれません。



だけどこれは、残酷な真実であると同時に、希望でもある。


これからは自分次第ということだから。

わたしはそう思っています。


 

じゃあ、セラピスト(その他対人援助職も)は何をする人なの?ということなんですが、


 

これはねー、本当にさまざまだと思います。


 

どういう手法や技法を習得しているかにもよりますし、何より、その人の信条や理念次第なんですよね。

(わたしの信条、理念は次回以降でお話しします)


 

だから、その人が発信している心理教育やメッセージをよく見聞きして、自分の求めているものと合致しているか、冷静に判断する必要があります。


 

どんなに素晴らしい実績のある方だとしても、あなたが違和感を感じるのであれば、その感覚を大切にしていい。

また、逆もしかりです。


 

その方の問題ではないですよ。

違和感を感じているのはこちら側なのでね。


 

数年経てば、「この人の言ってること、めちゃわかるわー」となっていることもよくあることですし、今はその方じゃないというだけです。


 

あとは、その方にどれだけクライアント体験があるか、どれだけ自分の課題解決に力を入れてきたかという点も、わたしは結構気になります。


 

こういう仕事を選ぶのは、もともと自分自身が生きづらさを感じていて、それをある程度克服したからこそだと思うんです。


 

だから、ナチュラルボーンハッピー、ヤッピー、ラッキー指差しみたいな人って少ないんですよね。


 

生きづらかった過去があるからこの仕事に情熱をもてるとも言えるんですが、


 

これはわたし自身の経験でもありますが、未解消の課題やトラウマを抱えている可能性も高い。


 

セラピストが未解消の課題をもったまま、それと同じお悩みを扱うのは非常に難しく、それが通用するほど、この仕事って易しくないんですね。


 

なぜなら、


 

セラピストが、他者のトラウマ体験を受けて過覚醒する自身の身体感覚、感情、思考を抑圧した状態でセッションを行なうことになるので、

(簡単に言うと、強いストレスを我慢しながら)


 

盲点が生まれたり、感情を読み違えたり、情緒が乱れて頭がうまく働かなくなったり、


 

その場では技術で乗り切ったとしても、その後、心身に不調をきたしたり、


 

いずれにしてもパフォーマンスががくんと落ちるからです。


 

(本当に難しい場合は別のセラピストを紹介したり、お断りする正直さが必要です)


 
でもね、それが100%ダメということでもなく、

 
大切なのは、セラピストも人間ですから、そういう人間味も含めて選べたらいいよねってことなんです。


 

それこそ完璧な人なんていませんし、経験を積めば積むほど、より奥深い自身の課題がどんどん出てくるのが自然ですから。


 

自分の課題に常に気づいていて、諦めずに取り組み続けている。


 

屈託なく、自分の苦手分野や、現在取り組んでいる課題についても発信してくれている。


 

変容には時間がかかること、終わりがないことを知っている。


 

だから、

◯日ですべて解決!

これさえ学べば誰でも幸せになれる!

人生を変えるとっておきの魔法!


 

みたいな謳い文句は口が裂けても使えない。笑


 

そういう人がわたしは好きですね。

わたしもそうしていきます。


 

人の相談に乗る人が、解決していない課題があっていいの?と思った方。


 

うーん、難しい問題ですが、「程度による」という条件付きで、わたしはいいと思っています。

正直、これが現実なんじゃないかな。


 

この現実が受け入れられないときは、知らず知らずのうちに「理想の親探し」をしていないか、よくよく考えてみるといいかもしれません。


 

本当に危ないんだよ・・・

理想の親探しをしているうちに、貯金が底をついて生活に支障が出てしまうケースも結構ありますからね。


 

あとは単純に話していて楽しい人がいいなー。

(超個人的意見。笑)

 

 

セラピストとクライアントという関係がなくなっても、和気あいあいとおしゃべりできそうな人。

馬が合いそうっていうのも大事です。


 

なんだかんだ直感でいい、というか直感しかないのかもしれませんね。


 

自分の感覚を信じて。


 

まとめ

心理セラピストを選ぶときは、以下のことをよくリサーチして、自分の求めているものと合致するか冷静に、かつ自分の感覚を大切にしながら判断してね指差し


 

・習得している技術、手法

・心理教育の内容

・信条、理念

・自身の課題解決に力を入れているか

・人となり

※セラピストも普通の人間。理想の親探しはしない。


 

また書いていきますね。


 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また来てねー。
 
 
心理セラピスト石橋亜紀

 
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