資料を重視する村正ラボ
先ずはお約束のコクピットの製作からになります。
コクピットのベースを塗装。
ここで、ハセガワのプラモデルは表面の油脂分が濃い事に気付きました。
一応塗装前にアルコールで筆塗り洗浄をしていたのですが、まだちょっと塗料をはじく部分がありました。
このためキットを第1ラボ跡地に持ち帰って、中性洗剤で洗浄後、再び第3ラボに戻って来ました。
次にシートを組み立てました。
パーツには細かいバリが結構あったので修正しています。この後パテで修正する必要もあります。
すると、このキットには脱出装置用のハンドルが無い事に気付きました。
「トップガン」でお亡くなりになったグースさんが引っ張った、あのハンドルのパーツです。
これでちょっとF-14のイメージが混乱してきてしまいました。
シートの細部の検証が必要になり、資料確認まで工程はストップです。
(でも、資料のある第1ラボ跡地は、第2ラボに保管してあった積みプラが山積み状態で、現状では本棚の資料を探すのが大変!F-14の資料、見つかるかしらん…😅)
計器パネルを作りました。
パネルはただの板で、モールドはありません。
デカールが付属していますが、デカール貼りだけではフラットで殺風景な感じがします。
エッチングパーツは保有するが、極力使わない村正ラボ
現在ではエッチングパーツが発売されているので、そう言ったディテールアップ用のアイテムを使えば、リアルを極める事は簡単な事です。
ですが次に再び作るか分からないキットに、それだけの事で高価なディテールアップパーツを購入すると言うのは、費用対効果の面でどうかと思ってしまいます。(誰得?の話になってしまうかと…😓)
再度作る事になったとしても、その度に再度追加投資すると言うのもなんだかなぁ…と思ってしまいます。
(まあ艦船モデルは価格設定上オミットされたパーツを追加する必要があるので例外だと思いますが…)
村正ラボのポリシーと村正流奥義について
村正ラボでは、プラモデル製作の終着点は展示と定めているので、プラモデルを知らないような不特定多数のお客様が見ても喜んでいただけるような作品を目指しています。
なので自己満足で終わるだけの工作は避けるようにしています。
そう言った村正ラボのポリシー的な意味合いで、計器パネルの製作に村正流奥義「紙貼の術」(してんのじゅつ)を使いました。
この奥義はディテールアップに紙を使う工法です。
使う場面は色々ありますが、今回は計器パネルの質感を増すためにタックシートを使い、デカールをレーザーコピー機で複写して、デザインナイフでカット。
そのまま貼ったりプラ板に貼った物を上から貼り付けたりして、立体感を出しました。
エッチングパーツを切り取らず、厚紙にコピーして切り取って使えば、高価なエッチングパーツを何度も買う必要も無くなりとってもお得な奥義です。
村正流奥義「紙貼の術」(してんのじゅつ)は、
以前作ってモデルアート誌に掲載していただいたF-4ファントムの時にも使っています。
(2021年4月号)
ただ、立体感を出す事には成功したものの、どうもこのパネルの計器がF-14Aとは違うような気がしてなりません。
F-14Aの計器パネルはもっとアナログなのです。
デジタル化されたD型の計器をデカールにしたのでしょうか?
この辺ちょっと良く分からないので、やはり資料を掘り出して調べなくては進める事ができません。
とりあえず、サイドコンソールの貼り付けまで終わらせました。
シールを二重に貼ったり、プラ板に貼ったりして部分的に厚みを変えて、デコボコ・ごちゃごちゃ感を出しました。
資料を確認できたら真鍮線などで突起を付けようかと思っています。
今回はここまでです。
https://muramasa309.tumblr.com/