カウンセリングに遠慮は不要 | 抑うつ改善・治療についての基礎知識

抑うつ改善・治療についての基礎知識

~家族が頼りにならなくても治せる~

 

カウンセリングを普通の会話と同じように考えて、「もっとうまく喋らなければ」とか、「いい印象を与えたい」とか、「しっかりしている人間だと見て欲しい」とか思う人も中にはいるのかもしれません。

 


しかし心配ご無用。心理カウンセリングというのは普通の会話とは違うので、そういう“気遣い”や“頑張り”は必要ありません。

 

 

話したくない時や、話せない時は黙っていていい。

 

 

それと、「何でも正直に言わなければならない」わけではなくて、言いたくないことは言わなくて良いのです。

 

 

ダイヤモンド こんな感じです。

 


・うまく言葉にならなくても良い。

 

話したいと思っていたことを言い忘れてしまう、という場合はメモを書いていっても良いと思いますが、必須ではありません。

 


・カウンセリングでは語ることと共に、沈黙もまた大事です。

 


・「正直になる」というのは洗いざらい何でも白状しなければならないのでなくて、「自分の気持ちに正直になる」ということ。つまり、言いたくないことは口に出さなくてもいい。


(何か聞かれた場合は、それは言いたくありません、と答えてもかまわない)

 


会話がポンポン弾まなくても全然かまいません。カウンセラーが期待しているのはそんなことではないので。

 


・気になることがあれば逆に質問しても構いません。

 


・マイナスの感想もそのまま言ったほうがいいです。


たとえば、「カウンセリングに来ても全然進展しないように思う」「通っても意味がない感じがする」「カウンセラーを変えて欲しい」「通うのをやめたい」「料金や時間を負担に感じる」etc.


そこからまた話が始まります。

 


・多くはないのかもしれませんが、実際に担当カウンセラーを変えたりする場合もあります。誰が悪いとかではなくて、より適切な治療を行うためです。

 

 

 

 

 

DSC_1635.JPG

 

数年前のDIC川村記念美術館の庭(千葉県佐倉市)。11月の紅葉の時期。

 

今年は台風の影響で、秋から来年1月下旬まで庭園が閉園中だそうです。美術館は営業中。