2012年5月11日

今、思うと馬越峠の感動から1ケ月も経たないうちに再び熊野古道に行っているんですな。(笑 )

この時は名古屋から熊野古道シャトルバスを利用してます。

このシャトルバスというのは 熊野古道 伊勢路を歩くために名古屋駅前から尾鷲駅前、熊野市駅前等、最寄りの古道入り口付近に乗降できるものです。

八鬼山は三重県尾鷲市内の南に位置します。石畳の総延長、保存状態は熊野古道の中でも群を抜いており、山頂からの山、海の展望もすばらしいとのことで、八鬼山越をチャレンジすることにしました。

JR大曽根浦駅近辺で下車し、八鬼山へ







基本は石畳道。ただし、馬越峠とは異なり、古く自然に近い。



九鬼浦



三木里海岸



森林にはこけ

JR三木里駅でここでも、1~2時間待ち、尾鷲駅に戻る。そして、シャトルバスにて帰る。

前回、紹介しました「紀州・熊野の峠道」小板橋 淳 著  風媒社 によりますと、次のようなことが記されています。

熊野古道に世界遺産の肩書きが入った以上、地元の人は古道と環境を守ることが課せられ、熊野古道に来る人は遺産保護のマナーを守らなければならない。

ある地域では土を運んで傷んだ古道を補修されている。それ故に、その地域の語り部がストック(登山用の杖)を使わないよう指導しているところもあるようです。

そして、世界に数多くある古道の中で、世界遺産に登録された道は、「スペインの
サンチャゴへの道」と、「熊野参詣道を中心とする古道」のわずか二例の巡礼道であります。私達はこの価値をもう一度思い起こす必要がありそうだ。と結んであります。

熊野周辺の自然崇拝の地は日本書紀に登場しており、1000年以上前といわれております。次世代に繋げるためにも…