NHK総合チャンネルで昨夜放映されたPerfumeのMJ特番。
なんと関くんまで登場、紹介されるサービス映像てんこ盛りの内容でしたね。
舞台監督である内山さんを「スタッフ」と呼びつづけた意図がちょっと分からないんですけど、昨年のツアーに続いて移動ステージのオペレーターを自ら担当したり、三人にマイクを渡したり、ドームでも大活躍でした。

MIKIKOさんに焦点を当てながらドーム公演の裏側を捉える、という視点はいい感じでしたね。
それと、先生として接している時のMIKIKOさんと、演出家として接している時のMIKIKOさんに対する三人それぞれの距離感が興味深かったです。

「掟」の中で演出に使われる、三人がPerfumeのイメージを語る言葉の音録りの時にはMIKIKOさんは先生の顔。
三人も親しげに声をかけています。

それが演出家としてのMIKIKOさんと接する場面になると、プロ同士の会話に変わります。
あ~ちゃんは演出に関することになるとドシドシ踏み込んでいって、もっとああしよう、こうしようと意見をぶつけていく。
それで変更点が出るとかしゆかが段取りを細かく確認、基本的にのっちは演出面の話し合いではほとんど自分の意見って言わないんですけど、昨日の映像では恐る恐る「GAMEは広げたいってイメージがあるんです」と、話してましたね。

MIKIKOさんの凄いところは、三人の言うことをちゃんと聞くところ。
こうしてほしい、という要望を受け入れるかどうかは別にして、とにかく意見があるなら全部言わせる、そして聞くと。
だから、三人が自分で色々なことを考え、アイディアを出して、演出に参加することで責任感も生まれる。
どんな仕事でも、自分の意見が反映されるようになるとやりがいも出ます。まるで違います。
どんなアーティストの舞台の演出にも当てはまることかどうかは分からない、よくないことも多いかも知れないんですが、Perfumeの場合にはMIKIKOさんの方針はきちんと三人を成長させています。

あ~ちゃんが足の親指の手術をしていたというのはこの番組で初めて明かされた情報ですよね、ビックリです。
リハーサルの開始がたしかかしゆか嬢のブログによると一ヶ月までくらいから、ですので多分その直前。

最後、ライブが終了した後にMIKIKOさんが三人の楽屋を訪れる場面。
Perfumeってああいうところでさえ、MIKIKOさんに抱きついていったりしないし、自分たちが抱き合うこともしない。
先生からステージの出来が合格だったかどうかを告げられるのを待つ生徒みたいに、並んでMIKIKOさんと対します。
MIKIKOさんが楽屋に入った途端に駆け寄るように近づいた時の三人の表情は、きっと広島時代に発表会の出番が終わった後に見せていたものと変わらないんだろうなと、思いました。
子どもの顔に戻ってましたね。

東京ドームのステージは、Perfumeが三人であることにこだわり続けることを支えてきたMIKIKOさんにとっても夢の舞台だったんじゃないか、と思います。
最後に、MIKIKO先生が撮影を終えた生徒たちにかける言葉をMIKIKOさんに捧げて。

「素敵」 ▽・w・▽