祝日である昨日は僕も休日、久々に東京の街を歩いてみた。
あてもなく、シンプルプランで。

いつものごとく、地元駅からJR東海道線で地元駅から小田原駅まで、そこで小田急線新宿行急行に乗り換え、新宿に着いたのが午後1時頃。
途中の下北沢や代々木上原で降りてもいいな、と思っていたんだけど、下北沢だとそこから都心に向かうのに歩きだと時間がかかるし代々木上原だと案外手軽な 昼ご飯をとるのが難しくなる(選択の範囲が狭くなる、僕の予算だと)のでどこへ行くにも何を食べるにも選択肢の多い新宿まで行ってしまうことにした。

新宿で降りてみると予想していたよりもずっと気温が暖かかった。
雨は止んでいるだろうと、そこは予想通りだったんだけど、温暖な静岡から行くとこの季節、東京は大体においてずいぶんと肌寒くなっているのでけっこう厚着をして行って、軽く失敗。
しまったな、と思ったものの、取り敢えず昼ご飯を食べることにして時間ももう午後1時過ぎだし、どの店にするかを決めるのに時間を掛けたくなかったので あっさりと新宿駅東口側例の大型家電品店のすぐ近く、雑居ビルの地下にある「大勝軒 まるいち」でつけ麺を食べることにした。

地下に降りて店に入ると満席状態で順番待ちの人が僕の前に二組、三人。
これはさほど待たずにすぐに席に座れ、つけ麺700円を食べた。この店ではノーマルサイズで麺が350g、多いという人は250gにすることもできる。僕はもちろん350g。
先月入院してから以前ほど一度に多くを胃に入れられなくなっているのでちょうどいい感じのはず。
それがこれ。

黒猫堂ハンサム日記 ▽・w・▽ -1

久々に食べる本格的なつけ麺、美味しゅうございました。

で、ここを出た後、靖国通りを東へ進む。
新宿駅を背中にして右側の歩道をしばらく歩くと、こんな風景が。


黒猫堂ハンサム日記 ▽・w・▽ -2

東京を歩いていると、突然こういった景色に出くわす。
都会の建物がちょっと途切れたところにこうした寺社がすっと姿を現す。
お寺があり、その背後にはビルが建ち、その奥に雨上がりの青空が広がる。

東京を歩いているんだな、という実感とともに、さらにしばらく進んで今度は道を左側に渡り、路地に入る。


黒猫堂ハンサム日記 ▽・w・▽ -3

東京という街は高低差が激しくて、幹線道路から外れて脇道に入るとこうした階段や坂道が住宅街へ続いている。
ここは、あけぼのばし商店街まで行く少し前にあって人通りが少なく、ちょうどいいのでジャケットの下に着込んでいたセーターを脱いで身軽になる。
階段を登るとすぐ右手にアパート、まっすぐに続く道の左右は一般住宅。
どこに行き着くか不明なので、ルートの分かりやすい靖国通りへ戻る。

靖国通りへ戻ってあけぼのばし商店街まで進み、商店街の中を行って戻る。
家族連れがのんびりと歩いていて、子供たちはサッカーボールで遊んでいた。のどかだ。
あけぼのばし商店街から靖国通りへ戻ってまた少し進むと、斜めに脇に入る道があってその先が坂道に続いている。
以前にも通ったことがある、合羽坂だ。
坂を登り切って左折すると、防衛省の建物沿いの道が続き、そこをずっと直進すると


黒猫堂ハンサム日記 ▽・w・▽ -5

薬王寺商店街がしばらく続く。
ここは地方にもあるような商店街で、自動車が頻繁に行き交う道路沿いにあるのであまり買い物客もいない。
こんな表示杭が立っていると、坂ハンターの血が疼いてしまう。


黒猫堂ハンサム日記 ▽・w・▽ -4

でも、すごく穏やかな坂道だったので登ることもせずに通過。
この薬王寺商店街を通って信号を三つか四つ過ぎて右折すると、牛込、牛込神楽坂へと続く道となる。


黒猫堂ハンサム日記 ▽・w・▽ -6

この通りを進んでいても、これこのとおり、お寺がある。
商店街でもなく、ごくありふれた道路沿いの歩道を進むと牛込警察署があったり、区民センターみたいなものもある。
あと少しで神楽坂の通りと交差する直前に坂ハンターシリーズで紹介した袖摺坂があり、その目の前にある横断歩道を渡って脇道を進むと地蔵坂がある。
地蔵坂の途中には


黒猫堂ハンサム日記 ▽・w・▽ -7

光照寺というお寺があって、その入口にはこうした表示版も立てられている。
地蔵坂は地面に丸印が彫られた急坂、そこを下りながら道なりに左へ曲がるとおしゃれ系の店が見え始める。
休日なので僕以外にも家族連れや年配のご夫婦らしい人たちが歩いている。
坂を下りきると神楽坂通りへ出る。
昨日は歩行者天国になっていて人通りも多かった。
まず、左へ進む。しばらく歩くと交差点になり、渡った右角にもお寺がある。
お寺を横目を見ながらまっすぐ進み、しばらく行った進行方向の右側にある脇道の一本を奥へ進むと児童公園がある。


黒猫堂ハンサム日記 ▽・w・▽ -8

公園に植えられた木々は、まだ紅葉とまではいかないものの葉の色をクリーム色に変えている。
びっくりするくらいたくさんの子供たちが公演の中で遊んでいて、もちろんその保護者たちの社交の場ともなっている。
子供たちの中にはハーフっぽい顔立ちが目立ち、ベンチではヨーロッパ系の白人が座って本を読んだり、肩身が狭そうにタバコを吸ったりしていた。

ここまでで2時間以上歩きっぱなしだったので、ここで休憩。
空は青く、まだ陽も高かったんだけど少し肌寒くなってきて、公園内の小さなトイレの中でリュックにしまっておいたセーターをまた着こむ。
着こむと少し暑い。困ったものである。 ▽・w・▽