毎日JPで連載されている広瀬香美さんの「大人の音楽の時間」第9回を読む。

http://mainichi.jp/enta/music/kohmi/news/20090916org00m200028000c.html

今回のテーマで取り上げられているのはコブクロのサウンド。

詳しくは記事を読んでいただければ分かるのだけれど、コブクロの曲というのは「勇気と希望」がわいてくる音楽で、なぜ彼らの音楽を聴いていると「勇気と希望」がわいてくるのか、として理由を二つ挙げている。

一つには

コブクロサウンドのコード進行が正々堂々としていて、力強いこと。」

であり、もう一つが

ボーカル黒田俊介さんの伸びやかなまっすぐな歌声を浴びると、前に進む力がわいてくること。」

とのこと。

コード進行については「GからC」への使い方が素晴らしく、さらに彼らのヒット曲「桜」を例に挙げて、「GからC」へのコード進行の際に重ねて入っているシンバルの音、を

アレンジャーさんからの優しさの配慮です

と、実作者ならではの見解も語っている。

そして、ボーカル黒田俊介さんについて

歌声の力強さが、素晴らしいのです。あのように、大きな声で正々堂々と歌えるシンガーはなかなかいません。歌詞をはっきりと発音してくれる歌唱法なので、言葉が心に飛び込んできますね

と、絶賛。

個人的に「発音」「歌唱法」「言葉が心に飛び込」む、というあたりに食いついて読む。

音楽理論をきちんと学んだ広瀬さんのような実作者による評論というのは、もっともっと多数存在してもいいはずだ。

毎回楽しみにしている連載、早く一冊にまとめて(当然大幅に加筆されるはず)出版してくれないだろうか。

広瀬さん、「二人のBIRTHDAY」という穏やかな曲が好きだったなぁ。

言葉の発音がきれいで「心に飛び込んで」くる歌い手の一人。

久しぶりに聴いてみよう♪ 




▽・w・▽