8月30日に行われた仙台公演をもって、PerfumeのSecond Tour 直角二等辺三角形ツアーはホールスケジュールを無事に終了。
大好評のうちに、と書き添えることが出来そうだ。
とにかくチームPerfumeお疲れ様、そして、PTAスタッフお疲れ様でした。
8月7日から始まったスタッフEMILYによるレポは全部で26篇に及ぶ。
ファンとはまた違う視線から見たツアーの様子は毎回新鮮で、気を許したスタッフだけに見せる写真の中のPerfumeメンバーの姿は、ツアーに対する充実感と自信にあふれている。
これはこれで、スタッフとしてのパフォーマンスだったのだ、と思う。
もちろんこれは有料コンテンツのサービスの一部として提供されているものであって、スタッフの好意でレポをアップしてくれているわけではない。
チームPerfumeには誤謬も多い。
売り出し時を間違えるし、何をするにもハードディスクの容量が残り少なくなったPCのように立ち上がりが遅い。
ファンの期待を華麗にスルーすることだってある(出して欲しいDVD映像は山ほどある)。
でも、誤謬を言うのだったらファンにだってある。
ステージに余計なものを投げ入れるし、レスをもらいたいという個人的欲求のためにMCの流れを妨げるし、わりとあっさり推しの対象を移すし(あ~ちゃんの嫉妬深さをなめちゃいけない)書かないでくださいね、というスタッフの願いをこちらも華麗にスルーしてネタバレライブレポをわんさかとアップする(僕みたいになかばそれを煽るようなことを言う馬鹿もいる)。
ファンがファンであるのはビジネスではないのだけれど、でもまあお互いさまだよね、あんまり相手のこと悪く言うことはやめておこうね、くらいのことが多いような気がする。
アイドルやミュージシャンとファンとの関係だって曖昧でよく分からないものなのに、そのスタッフとファンの関係なんて、距離感なんて微妙すぎるものだ。
でも、Perfumeファンと、Perfumeスタッフとの距離感や関係って、なんかちょうどいい感じなんじゃないかって気がする。
べったりと近すぎることの無い、ちょっと他人行儀で、遠慮がちな距離。
Perfumeが歌う、切なくて思いの届かない恋愛のような微妙な関係。
EMILYのレポに代表される、熱心ではあるのだけれどさりげなく営業トーク的であったりするスタッフブログは、ファンへの誠実さに溢れていて、Perfumeの姿を「親近感」というレンズを通して拡大して見せてくれる。
やはり彼らはエンターテインメント産業のスタッフとして有能なのだ、と思う。
有能であればいい人である必要はないんだけど、EMILYをはじめとするスタッフの記事には彼らの人柄が反映されているような気がする。
ホールツアーお疲れ様、EMILY、YC、YOU、そして久々NANCY、ちゃんと洗濯してもらっているかい三角くん。
あなたたちの戦いはむしろこれからが本番。
Perfumeをよろしく ▽・w・▽ノ