自分の耳にそう聴こえるだけなのかもしれない、と思って書くことを我慢してきたんだけど、「Zero Gravity」で、あ~ちゃんの声が真ん中やや右より、かしゆかが真ん中ほんの少し左よりから、のっちがど真ん中から、それぞれの歌声が聴こえてません?
僕はなんと言ってもド中年で、目は老眼になるわ朝はごにょごにょだわ、いよいよ耳までどうかしちまったか、と自分の感覚が信じられなくて、とりあえずヘッドフォンのLRを逆にしてみたりして何度も確かめてみて、やっぱり、あ~ちゃんの声が右側から聞こえてくるんです、強く。
右側だけ、左側だけ、ということではなく、右から偏って強く聴こえる、という感じですかね。
まず歌い出し、
ゼ~ウォ グラッティ(と聴こえる)
解き放てキミの心は(あ~ちゃんソロやや右)
そう freedom(あ~右+のっち中)
high and low(あ~右+かしゆか左)
という感じに聴こえます。
右からの声があ~ちゃんなのは鼻にかかった声なのでまず確定、真ん中から聴こえるのっちの声は新曲群を通してあ~ちゃんナイズされた強いエフェクトを受けていてちょっと分かりにくいんですが、左寄りで聴こえる声はどうもかしゆか確定っぽいのでまず間違いないんじゃないか、と思います。
でも、なぜ?
一番のサビにあたる部分もちょっと聴くとあ~ちゃんか、と思うのですが、サビが終わって再び
ゼ~ウォ グラッティ(と聴こえる)
の部分ははっきりと鼻にかかったあ~ちゃんの声で右側から聴こえるので一番サビの真ん中から聞こえるのはのっちの声だろう、と。
少なくとものっちを軸にしたユニゾンなんだろう、と。
でも、なぜ?
この「無重力」は、全編を通してあ~ちゃんがリードボーカルといって良いボーカルパートの割り振りとなっていて、アルバム「GAME」における「蝶」のように、あ~ちゃんの歌い方そのものによって楽曲世界の雰囲気、風景が形作られています。
軽めの曲、に聴こえて、よく考えてみればエモーショナルなサウンド「Kiss and music」とドラマティックな「IslU」の間にぽんと放り込まれて決して存在感が薄れない。
とても強いサウンドであり、その強さはあ~ちゃんの歌声から発せられるものであるはずなのに、真ん中からではなく、右側から聴こえてくる。
◎現代サッカーではサイドアタッカー同士によるマッチアップが試合の展開を左右する……いや、関係ないだろ、それ。
誰が言ったんだ、◎。
どうしてなんでしょうね。
曲を楽しむのにはまったく関係の無い余計なことなんですけど、この後の「IslU」でも、やはりあ~ちゃんの歌声はやや右よりから聴こえてくるのです。
歌入れの時期も違うはずなのに、なぜ?
ところで、あ~ちゃんが鼻にかかった歌声で、ちょっとかっこつけて「Zero」をネイティブっぽい発音で
ゼ~ウォ
と、歌っているのはとても可愛らしいと思います ▽・w・▽