ノーランズ、’81年のヒットナンバー「セクシーミュージック」。

ノーランズはアイルランド生まれのイギリス育ち、姉妹グループでした。

この動画で言いますと、一番右側が三女のモリーン、次が六女末っ子コリーン、その次が四女リンダ、一番左のリードボーカルが五女バーニー。

六女までいる、ということから察しのよい方はお気づきかもしれませんが、この姉妹グループ、六人姉妹が入れ替わりながらグループを構成していたようです。

元々は末っ子コリーンを抜かして長女アン、次女デニスを加えた五人でプロとしての活動を開始、78年にデニスが抜け、翌年コリーンが加入、80年に長女アンが出産のため一時脱退、この動画の81年当時は四人姉妹で活動していました。

80年に「ダンシングシスター」が大ヒットして日本で人気に火がつき、続く「恋のハッピーデート」も大ヒット、第3弾「ときめきTwenty」(こちらも好きでどちらを紹介しようか迷いました)の後に発表されたこの「セクシーミュージック」でノーランズの人気と音楽的評価はピークを迎えます。

この動画は1970年から90年初頭までTBSで年に一度開催していた東京音楽祭という音楽イベントでグランプリを獲得した際の映像です。

東京音楽祭に関してはこちらを参照なさってください⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E7%A5%AD

当時の大物海外ミュージシャンも参加する権威ある大会でした。
そこで、海外ミュージシャンとはいえアイドルのように受け入れられていたノーランズがグランプリを獲得したことは、当時の僕にとっては衝撃的な出来事でした。
なんかノーランズ、すげーかっこいいじゃん、みたいな感じ。

この曲「セクシーミュージック」では、扇情的にも感じられるタイトルに反して、

ディスコに遊びに行ったの、ファンキーな音楽がかかって若者が踊っていてなんかうっとりしちゃう、どうにかなってしまいそう。

くらいの、直接的な性表現などの一切無い穏健な内容の歌詞が歌われています。

どうにかなってしまいそう、とは言ってもどうにかなるわけではなく、セクシーな音楽が私を包むの、くらいでおさまるのが80年代らしいと言えばらしいのかも。

ノーランズは82年にアンが復帰したものの、83年にリンダが、94年にリードボーカルバーニーが脱退、95年に末っ子コリーンまで脱退してしまい、アンの長女やそのいとこを加入させて2005年まで活動を続けていたようですが、解散。

そっか、ガールズグループって姉妹でも存続は難しいんだね ▽・w・▽