あるゾンビ少女の災難           池端 亮


きのうの世界                 恩田 陸


症例A                     多島斗志之


ダナエ                     藤原伊織


楽園                      宮部みゆき


トーキョープリズン              柳 広司


ティファニーで朝食を            トルーマン・カポーティ著 村上春樹訳



これから読む予定の本、他にもあるんだけどとりあえず記す。


ようやく村上春樹さん訳の「さよなら、愛しい人」を読み終わる。

文体を楽しみたくて少しずつ読んでいて、今日残り三分の一を一気に読み上げる。

私立探偵フィリップ・マーロウの目を通して描かれる様々な人々や街の風景、郊外の景色などがくっきりと浮き上がり、心の中に刻み込まれるようだ。


若い頃に「さらば、愛しき女よ」を読んでいたんだけどストーリーなんてほとんど忘れていて、まったくの新作を読むような気持ちで読めた。

続いては「ティファニーで朝食を」、楽しみで仕方が無い。 


本を読む場所って限られている。

自宅で読む時間がトータルすればもっとも多い、当たり前だけど。


ただ、一番読みやすい、集中できる読書場所って電車の中だったりする。

或いは電車待ちの時間とか。

外で、開放された空間に続く場所、どこかに向かう道程、少しだけ非日常。


僕にとってはそういう場所が読書に適した場所みたいだ。


無駄に歩くために遠出する時にもデイパックの中には常に2~3冊の本が入っていて、目的の場所に向かう電車の中で読む。

東京に行くときなんて各駅停車⇒小田急線のせいぜい急行くらい、3時間くらいかかるから本を読んで、目が疲れたらうたた寝して、また目覚めて読んで、の繰り返し。


歩いていて古本屋に捕まってしまうとさらに冊数が増えて戦後の買出しなみに荷物の重量は増えていき、競馬馬のハンデかってくらいに身体にダメージが残る。

それでも、気持ちはワクワクしてたりする。


本には読む楽しみと、買う楽しみ、があって、実はこの二つ意味あいが少し違う。


必ずしも買う=読む、じゃないのだ。

ふふふ、これは分かる人にしか分からないのだろうな (・~・)