A. お答えします。


あれをのっちの責任とするのは、彼女に酷だと思います。


そもそもあの林檎、生の林檎を拡大した映像では、ドアの横幅に収まるサイズでしたよね。


それが、フェイクの林檎に変わるとテカーっと色艶がいきなりよくなってサイズも一回り大きくなっていました。

演出の意図がはじめからあるのなら、ちゃんと色々なサイズの生の林檎を用意しておけばいいじゃないか、和亮、はしゃいでる場合か!と突っ込まれた方も多かったのではないか、と思われます。


この林檎のシーンをはじめ、「ワンディス」のPVには編集点の荒さが目立ったり、一気に三十時間で撮影したり、振り付けがごく一部しか完成していなかったり、とかなりタイトなスケジュールを縫って制作された、と思しきふしが見られます。


あ、のっちがアホなのかどうか、でしたね。


のっちは普通の子です、芸能の才能に恵まれた、だけどごく普通のお嬢さんです。


影を持つあ~ちゃんや闇を抱えて生きるかしゆかに囲まれて、まるで変人のような扱いを受けてしまうことも多いのっちですが、彼女は情緒的にはメンバーの中で最も安定していて、そこがもっさんから「裏リーダー」と呼ばれる所以だったりするのではないか、と思います。


あまり指摘されませんが、彼女たちの年齢を考えれば、あ~ちゃんやかしゆかのPerfumeとしてのこだわりや、その揺ぎ無さのほうがよほどおかしいんです。

まるで秘密結社のように公けにされていない「掟」があるのではないか、とかんぐってみたくなります。


あ、のっちがアホなのかどうか、でしたね。


そういえばのっち、このPVの中ではなんとなく目蓋がはれぼったく感じますね。


まさか前日にお酒を飲みすぎた、ということはないでしょうから、彼女のことです、寝過ぎたか、逆に録りだめしておいたテレビ番組を見過ぎて寝不足だったのか、水分を摂り過ぎたのか、もしかしたら花粉症で目をこすりすぎたのかもしれません。


アップになるとちょっと目元がいつもと違って、髪の長さと相まってもっさーとした印象を感じてしまいますね。


え~と、のっちはアホなのかな~。


ほら、Cメロのあ~ちゃんのソロパートで、かしゆかが椅子を運んできて、のっちがセットを移動させる場面、あの場面でもなかなか置き場所を固定できずに見切れ過ぎていましたよね。


のっち、はけろ、どけ!と突っ込んだ撮影関係者は多数に及んだのではないか、と思われます。

ちょっと残念ですね。


だけどのっちはPerfumeのエースです。

彼女がセンターに立つ大サビの部分、堂々としたパフォーマンスが見事です。

センターこそ自分のポジション、とでもいうべき絶対の自信が感じられますね。


のっちはたしかに天然で残念でいじられキャラかもしれませんが、ステージに立った時の自分、その才能についてはかなりプライドを持っている、と思います。


でなければ、あ~ちゃんかしゆか、という共犯者のような強烈なキャラクター二つに囲まれて長い間ユニットのメンバーとして……え、何ですか、のっちがアホなのかどうか、ですか…。


あんたもしつこい人だな、アホじゃない、と言い切れない僕の切なさを察してくださいよ!!! ▽・wメ▽