２０００年、大本彩乃、アミューズ全国オーディションでグランプリ獲得。
この情報のソースとなるのは、現在僕が把握しているものでは古参ファンの方によるコメント欄での情報提供と、２ちゃんの過去ログの中にあった書き込み、およびおそらくは「ｂｉｔｔｅｒ」初回限定版についていたというメンバー自筆によるプロフィールの画像の一部のみ、です。
コメント欄に書かれていたのは、のっちがアミューズオーディションでグランプリを獲得したことをきっかけにスカウト担当者や、時にはパッパラー河合さんも広島に足を運ぶようになった。
その時点でのっちはもうぱふゅ～むに入っていたので、それならグループのままで東京に、という話の流れになった、という感じの情報でした。
そして、このプロフィールはインディーズ時代の公式サイトには掲載されていた、とのことでした。
現在の公式サイトのプロフィールは、というと、みなさんご存知の通り、
１９９９年アクターズスクール入校
２０００年にＰｅｒｆｕｍｅ結成
と始まるごく簡単なものでしかなく、その他の経歴については触れられていません。
ちょっと不自然な気がします。
のっちがアミューズオーディションをきっかけに芸能界デビューを果たした、とすることは、本来誇るべきことであるだけでなく、特に現在のような状況ならアミューズオーディション出身者の成功例としていい宣伝になるんじゃないか、と思えます。
かしゆかの制コレオーディション準決勝進出（でしたっけ？）という微妙な経歴とは規模が違いますし。
２０００年。
なんとも判断に悩む時期です。
のっちのぱふゅ～む加入には二つの説があります。
２０００年と２００１年。
公式サイト、および自筆のプロフィール画像を見る限りでは２０００年になっていて、ウィキペディアや「さわやか」という筆名で音楽雑誌やＱＪに記事を書いてらっしゃる「ソメル」さんが古参ファンの情報提供を元にして製作された「Ｐｅｒｆｕｍｅ年表http://blog-imgs-16.fc2.com/s/o/m/someru/perfume_history-200709.txt 」では、２００１年となっています。
どちらかはっきりとした確定情報がないので、Ｐｅｒｆｕｍｅの振り付けに関する諸説、についてもそうしたように、公式サイトによる情報を採用して話を進めますと。
ぱふゅ～むのメンバー交替は、同じ２０００年内に起こったエピソード、ということになります。
あ～ちゃんによるエレベータ内でのスカウトが行われたのは、のっちがグランプリを獲得する前だったのか、後だったのか。
前だったのなら、あ～ちゃんや親御さん（たぶんあ～ママ、かしママ）や講師の方の慧眼ぶりには恐れ入るしかないのですが、もし後だったなら。
大人たちの思惑や意志によらず、自分たちの意志でＰｅｒｆｕｍｅを結成した、という「Ｐｅｒｆｕｍｅの神話」に、別のニュアンスが入り込むことになるような気がします。
もともと僕は、あ～ちゃんのエレベーター内におけるスカウトの前に行われたという、あ～ちゃん、親御さんたち、スクール講師による話し合いが、あ～ちゃん主導で行われたのだろう、とは思っていませんでした。
基本的には大人たちの話し合いに、本人たちの判断も仰ぐ、というくらいの意味合いでオブザーバーとして出席していたんじゃないか、という感じでしょうか。
親御さんたち（特にあ～ママ）が、非常に熱心に芸能生活をサポートしているのはよく知られた話ですが、広島時代にはもう少し深く関わっていたのではないか、たとえばマネージャーのように、と感じていましたし、あ～ちゃんの主観としては、大人たちとイーブンな立場での話し合いだったのかもしれませんが、実際にはちょっと違っていたんじゃないか、と思っています。
その僕なりの思い込みの根拠となったのが、のっちの経歴でした。
アミューズオーディショングランプリ。
この経歴の重み、意味合いを考えるなら。
のっちは、ぱふゅ～むに加入していようがいまいが、アミューズからのデビューが約束されていた、と考えることが自然なような気がします。
「彩乃ちゃんがいいんじゃない？」という言葉。
この言葉があ～ちゃんのものだった、としても、大人たちには複雑な意味合いを持つ言葉として受け入れられたんじゃないか。
だって、
彩乃ちゃんはいずれ東京に連れて行かれて、ぱふゅ～むからもいなくなってしまうからパス
か、或いは
彩乃ちゃんがいれば、他の子も（東京に行けるかどうかはともかく）アミューズから注目されるようになるかもしれないからオーケー
これらのことが頭に浮かばなかったはずはありませんから。
ＢＥＥ－ＨＩＶＥにおける彼女たちの先輩ユニット、ＢＯＹＳＴＹＬＥのメンバーもデビューのきっかけはアミューズオーディションでした。
ウィキペディアによると、１９９８年のオーディションのグランプリ獲得者が、上原香代子さん、川田由紀奈さん、田野あさ美さん。
まだ小学生だった年齢を考慮してすぐには上京させず、レッスンの場を沖縄アクターズスクール大阪校からキャレスに移し、そこの生徒だった村川絵梨さんを加えて４人組としてプロ活動を開始するのが約三年後の２００１年。
２０００年にグランプリ獲得、すぐには上京させずに地元広島で引き続きレッスン、２０００年か２００１年に西脇綾香、樫野有香と組んでぱふゅ～むとして活動、三人組として地元でデビューしたのが２００２年、上京して全国的なプロ活動を開始するのがこれまたグランプリ獲得から約三年後、２００３年。
「のっちに視点を固定してプロフィールを遡ってみると」上のようなものとしてＰｅｒｆｕｍｅの経歴を書きなおすことも出来ます。
ここでもう一度問いかけてみます。
既存のユニット、Ｂｕｚｙ、ＢＯＹＳＴＹＬＥ以外のＢＥＥ－ＨＩＶＥメンバーの中で、Ｐｅｒｆｕｍｅだけが三人組のまま上京できたのはなぜか？
答えはもちろん ▽・ｗ・▽
P．S．
ヒント。
黒猫堂▽・ｗ・▽の「思い込み」は、いつもの如く当てにしないこと。
