見切り発車ではじめた企画の故、書きながらの資料確認という手間のかかる作業にいそしんでおります、黒猫堂▽・w・▽でございます。


結論にたどりつくまでにはまだまだ色々な仮説を立てて検証していかなければならず、先が長~な~とため息をつきながら考え中なんですが、コメントの中に気になったものがあったので事実確認のためにちょっとお答えさせていただきます。


まずは


>terucosさん


おいしいレシピの振り付けが「PaniCrew」のメンバー堀内和整さんによるもの、という情報は初めて聞きました。

ちょっと確認も取りづらいものなんですが、一応ですね、アミューズの公式サイトによるMIKIKOさんの経歴紹介の中には「1999年よりPerfumeの振り付けを全作品担当する」と、書かれていますので、そちらを疑う理由はないかな、という気がします。


ただ、「PaniCrew」さんが今でも元BEE-HIVEのメンバーたちのよき兄貴的な存在であり、2003年5月3日の立ち上げライブのステージに立ったりして関係も深かった、というのも確かなことだろうと思うんです。


もしかしたら、「ポリリズム」が香瑠鼓さん(この字でよかったかな?)さんとの合作であるように、振り付けの一部に堀内さんによる提案、アイディアが生かされている、という可能性はあるかな、という気がします。

もしterucosさんのご指摘を補強するような新事実があるのならば、それはそれでPerfume史の中に書き加えられる史実だと思いますので、またお知らせいただければと思っております。



>ひげくまさん


テクノ、というジャンルに関するコメントをいただいてありがとうございます。

未知といってもいいジャンルなので、コメントによるご教示は大変にありがたく読ませていただきました。


「テクノポップ」という言葉が一つのジャンルを指すのではなく、あいまいな呼称に過ぎないものだった、というご意見はまったくその通りだと思いますし、当時YMOがテレビ出演の際に(『君に胸キュン』の時とか)高橋幸宏さんがドラムをたたきながら生歌を披露していた、という事実の指摘は、当時の思い出として僕自身の記憶の中にあります。


また、中田さんによるクラブミュージックとしての「テクノ」と、いわゆる曖昧な呼称としての「テクノポップ」を厳しく分けて考えるべき、というご意見にもまったく同意見です。


僕は今まで書いてきた文章の中では、そこらへんを曖昧なまま「テクノポップ」という言葉を使ってきたんですが「テクノだから生歌じゃなくても」というアンチへの反論の中によくある意見に違和感を感じていて、そこは区別をはっきりすべきじゃないか、と考え、この「リップシンク」の中では全国インディーズ期のPerfumeの楽曲に対しては「テクノ」という言葉のイメージと混同しないように「テクノ歌謡」という呼称を用いるようにして「テクノポップ」という言葉をさけています(メジャーデビュー後は使うつもりですが)。


Perfumeのライブスタイルが「リップシンク」というパフォーマンスを選択するに至る過程を歴史とたどりつつ検証していく過程で、幾つかの「仮説」を提出していますし、これからも提出していくつもりなんですが、その全てを僕個人が「正しい回答」と考えて書いているわけではないことをご理解いただけたら、と思います。


そして、ちょうどいい機会なのでがっつりはまっていたひげくまさんに質問です。


ひげくまさんのお考えではですね、Perfumeの楽曲の中に「テクノ」ってあると思われますか?

どうも僕はPerfumeを「テクノポップユニット」として売り出したこと自体、ちょっとずれていたんじゃないか、と思えて仕方が無いんですが…


では、また「テクノ」および周辺領域についてのコメントをお待ちしております。

僕にはcapsuleも含めて中田さんの作品のどれとどれが「テクノ」なのかすらもよく理解できないんです…困った困った ▽・w・▽