MIKIKO 


 -彼女たちにとっても心強い支えになっていて、信頼できる存在だと思うんですが、彼女たちに対する想いや、彼女たちにとって“こういう存在でありたい”っていう気持ちはありますか?

 

 MIKIKO : 


とにかく、周りがどんなに変化しようと、“3人の魅力を最大限に引き出すこと”だけにこれからも集中していきたいですね。それは、3人がこうやってブレイクする前からこだわってきたことだし、何か突飛なことをして突然ブレイクしたわけじゃなく、今までぶれずに続けてきた貯金を、やっと評価してもらえるようになったと私は思っているので。

彼女たちがスクール生の時期、それから東京に出て来てもがいてる時期、いろんな夢が叶い始めた今、それから未来を私はずっと同じ距離感で見守っていたいです。この2つが一番長く彼女たちに関わっている“先生”として、してあげられることですかね。


 (トウキョウダンスマガジン 2008 10/10)


 (MIKIKOがニューヨークに行ってからの振り付けは送られてくるビデオを見て覚える、という話の中で)


 いえ、三人分を同時に~口で説明するだけ(笑)。あとは曲のイメージを色や形で伝えたりとか……他の人が聞いてもたぶん分からないですね。これはPerfumeの三人だから分かるんだと思います。完璧に指示通りに仕上げてきますから。ビデオだけでよくぞここまでやった!と。


 (Quick Japan 75号)


 

 中田ヤスタカ


 Perfumeはアイドルという前提ですよね。


 『アイドルっていう状態と音が合った場合に、なにか面白みのあるようなものにしよう』っていう意識が、Perfumeに関してはありましたね。


 (MARQUEE Vol.67)


 『この子達はアイドルだからアイドルソング作ろう』みたいなおざなりな感じで、アイドル風にやっても『誰が聴くの?』ってやっぱり思ったんですね。漠然とした”アイドル”ってものに対して曲を提供しても意味が無いと思ったんです。そうじゃなく『Perfumeだけの持つ価値を作ろうよ』って思ったんですね。まあ、価値観はそれぞれ違うから意見は食い違ってくるんだけど、少なくとも僕が曲を提供するチャンスがあった以上、Perfumeに対して自分なりにできることをこだわってしただけです。


 (MARQUEE Vol.64)


★-では、中田さんの立場から見て、Perfumeの今後はどうなっていくと思いますか?


 ~なんだかんだでPerfumeのチームに一番長く関わっているのって、現場レベルでは僕なんで。でも、Perfumeはずっと積み重ねている”歴史”の積み重ねがあって、これならアリっていう厳密なジャッジができるようになってきてる。Perfumeなら出来るだろうっていう認識っていうか。Perfumeと出会ったのは本当に偶然だけど、僕を含め、誰もこういう風になるとは思ってなかったし、だれもこうしようとは思ってなかった。


 (Quick Japan 74号) 


 

 関和亮


 4thシングル「モノクロームエフェクト」のジャケットのアートディレクションが最初の仕事ですね。

~中略~

 僕は映像の仕事もやっているので「次は映像もぜひ」って僕のほうから言って5thシングル「ビタミンドロップ」はジャケットと映像両方をやらせてもらいました。それが気に入っていただけたようで、それからはずっと。


 (Quick Japan 74号)


★-撮影時に3人からアドバイスを求められたり、逆に提案されることはありますか?



 「どういう感じでやったらいいですか」というのは細かく聞かれますね。「この曲はもっと笑った方がいいか」「無表情の方がいいか」とか細かくディスカッションします。こっちがやらせようとしたことに「やりたくありませ~ん」てなことを言うこともあるけど、そういうときは「それは自分のキャラにない」みたいなことを言うので、Perfumeのキャラクターは自分たちで管理しているんだなという感じはします。


 (Quick Japan 77号)



 内沢 研


 もともとは関さんに「こういうことやってるからちょっと手伝ってほしい」と言われて「リニアモーターガール」のジャケットを見せられたんです。黒で、動くと痛そうな感じの素材の服で、コンセプト云々はよくわかんないけど「すごくいい子たちに見えるのに何で黒なんだろう」って思いました。それでイメージを変えようと白になったんですけど、あれってラフォーレとかに言ったら普通に売ってる服なんですよ。観た人がすぐに手に入るような衣装ってないじゃないですか。繁殖すればいいなって。好きなら着てよって。


 結局みんな、好きなものが一緒なんですよ。各々の形は色とかは全然違うんだけど、種類が同じ人間が集まっている感じ。


 (Quick Japan 75号)



 山本史郎


 僕がアミューズに入ったのが、「ビタミンドロップ」のとき。前のマネージャーの石井くん言われて握手会とかライブを観に行った記憶があります。


 三人とは年齢も違うし、最初は話の切り替えが早すぎて何を喋ってるかさっぱり分からなかった(笑)。


 石井くんも言ってたけど、3人は頭がよくてどこに行ってもちゃんと順応していけるから、僕らが口出さなくても面白いじゃん、みたいな。


 あ~ちゃんは他の2人が助けてくれることはもう分かるはずだから、もっと任せてもいいと思う。そしたら2人ももっと成長してくし。もう充分できてるんだから、リラックスして、力抜くととこは力抜いてもいいんじゃないかな。でもホント、頼りにしてます。のっちは、Perfumeののっちとふだんののっちってまったく同じなので、そこは変わって欲しくない。謎のままでいた方が面白いと思うので(笑)。Perfumeの裏番として支えてください。かしゆかは小悪魔要素を残しつつ、もっと出しゃばってもいいかもしれないね。


 Perfume全体については、Perfumeを僕も含めた大人が観て、「すげえよかった、感動した」っていってくれる人がいるってことを誇りに思ってほしい。いつまでも大人たちを感動させてくれたらと思います。


 (Quick Japan 75号)



 のっち


 かしゆかへ♡♡

 かしゆかは強いね。いろいろと一人で考えて、悩んで、頑張って。

 本当に強いと思うよ。

 だからもっと、弱い人間になりましょう。

 頼れよってことさ。


 あ~ちゃんへ♡♡

 最近になってからよく思うけど……

 仲良くしてくれてありがとう!

 マジで性格も運命も変わりました。これ重いよ~。

 これからも変わらずに♡


 (Quick Japan 77号)


 んふふ、一人ぼっちです、のっち一人ぼっち。

 んえ~のっちはあさっての、9月20日でようやく20歳になりま~す、やった~。

 10代の頃は、私はとても引っ込み思案でですね、こんなラジオで喋れるような子じゃありませんでした。

 でもぉ、あっとぉ、あ~ちゃんとかしゆかと、会って、こんなに喋れる子に成長しました。


 ~今何分だろう、一人はさびしいよー、あ~ちゃん、ゆかちゃ~ん…


 (Perfume Locks 9月18日 のっち 10代最後の一人喋りを研究せよ)



 Perfume


 かしゆかです

 あ~ちゃんです

 のっちです、三人合わせて


 Perfumeです、よろしくお願いします。



 「アイデンティティ」


 哲学分野では、「ものがそれ自身に対して同じであって、一個のものとして存在すること」。

 理学・社会学・人間学などでは、「人が時や場面を越えて一個の人格として存在し、自己を自己として確信する自我の統一を持っていること」



Perfumeの女神+Perfumeの天使 ~ストイック  了 ▽・w・▽







 

 西脇彩華  


 かしゆかものっちも昔からいつも家に来てました。目的はお姉ちゃんの部屋での練習合宿。休みもとらずに八時間くらい踊り続けるんですよ。土日も夏休みも平日の放課後も、毎日夜遅くまで。練習後にごはんを食べるときも、話すのはPerfumeをどう良くするかということばかり。


 部活があるとか今日は用事があるとかいいわけしないで、常にPerfume第一優先なんです。