ごめんさない、総統。
まだ続くんです(笑)
さて、11曲目
Twinkle Snow Powdery Snow(ぜひ、巻き舌で読んでください)
1度壊れかけた関係を修復する途中、ただ自分の気持ちを相手に伝えるだけではどうにもならない微妙な距離感。
甘くて切ない、という言葉では足りない、すごく辛い状況を歌っているこの曲は、元々配信限定の予定でリリースされた曲だったようです。
配信開始後の評判が上々だったことから、「チョコレイト・ディスコ」とともに「Fan service sweet」に収録された、とのことなんですが、PVまで作られているところから考えて、はじめから収録の予定だったんだろう、と考えるのが普通なのかな、という気がします。
ライブでの初披露が「bitter」に収録された2006年12月16日原宿アストロホールでのこと。
Perfumeの振り付けについては、つい上半身の動き、特に腕の使い方に目がいきがちですが、この曲といい、古くは僕の大好きな「おいしいレシピ」といい、驚くほど複雑で細かいステップワークが何より素晴らしくて、多分振りコピをする人にもあのステップだけは再現出来ないだろう、と思われます。
しかもあのシンクロ率ですからね。
ニコニコ動画に残っている東京オートサロンでのイベントライブには、ほぼ真横のアングルからステージを映したものがアップされています。
固定カメラなので足元のステップが全部確認できるんですけど、まあ凄いのなんのって。
細かいステップの方がタイミングや約束事が多い分、合わせるのがまだ楽かな、なんて思うんですが、この曲には途中ゆったりする部分もあって、そこからまたテンポが上がっていく時にもタイミングをバッチリ合わせて、さらにフォーメーション移動が加わりますから。
フォーメーション移動する時の足の運び、右左どちらの足から動き出して、移動を終えた時にはどちらの足を引き寄せるか、とかそこまでのレベルで完璧。
凄いっすよ。
振りをつけるMIKIKOさんも凄いけど、3人でそれに合わせるPerfumeが凄い。
誉めても誉めても誉めたりないです。
もちろん曲もいい。
キラキラした音色、ブニブニのベース音、キュートに加工されたボーカル。
ボーカルの譜割りがほぼ均等に行われていて、エフェクトの掛け具合が現在の形、生声の雰囲気を残した加工、にごく近いものになっています。
ユニゾン部分ではのっちよりもあ~ちゃんのボーカルが強めに使われている印象を受けます。
甘くて、雪も溶かしてしまいそうなくらい暖かい。
1年以上も前の曲なのに「GAME」の中に入ってもまったく違和感を感じない、のっちが言うように、まさに「旧作と新作をつなぐ橋のような役割」を演じる佳曲。
さあ、残すは、Perfumeのネクストステップ「Puppy love」のみ。
全曲感想文、あと一曲で終了します。
長い、長すぎるよ黒猫堂▽・w・▽