FMラジオの番組で初めてフルコーラスで放送されたPerfumeの新曲


『マカロニ』


今までPerfumeのラジオ番組内で放送されたものが大体2分強といった長さだったのがフルコーラスでは4分36秒くらい。


この曲、淡々とミディアムなテンポで続いていて、地味ながら名曲、といった感じだったのですが、フルコーラスでは3分20秒くらいから奇跡が起こります。


中田マジックってやつです。


バックの演奏(伴奏っていえばいいのかな)でオルガンっぽい音を筆頭に幾つもの音色が重ねられて、そこに3人の歌声がさらに加わり、最後に『ママママカロニ』と駄目押し。


自分がPerfumeの何が好きなのか、アイドルとしてルックス(Bクラスと言ってたくせに)やキャラクターが好きなのか、音楽的に惹かれているのか、不遇の歴史にシンパシーを感じているだけなのか、未だに感情を整理出来ていなくて、だからそんな自分の内側を整理するために色々と分析っぽい文章を書いているわけなんですが、「天才」中田ヤスタカさんに、これだけの曲(歌詞も含めて)を書かせ、これだけのアレンジをさせ、これだけのサウンド、メロディを実現させるPerfume、というたかだか平均年齢19歳の女の子たちのまわりで起き続ける奇跡から、少なくともしばらくの間は目を離せそうにありません。


Perfumeの周囲にいつの間にか、あらかじめ用意されていたかのように集まる若き優れた才能の持ち主たち。


中田ヤスタカ


MIKKO


関 和亮


「4人目」のPerfumeたちはあと一体どれくらい現れるんでしょうね。


とにかく。


『マカロニ』フルバージョン


は、B面っぽい扱いをされる地味な楽曲、というイメージを覆す、歯ごたえ充分の名曲。


あのですね、ファンだから言うわけじゃなくて、ホントに、ホンットに


『Baby cruising Love/マカロニ』


買ってください、なんて言いません。


得意技、上から言わせてもらいますけど。


買っておいたほうがいいですよ。


今ならまだ、かろうじて、先物買い気分だけでも味わえます。


「ねえねえ、Perfumeって知ってる?来てるよね~」


「え?あぁ、なんだ好きなら貸すよ、CDけっこう持ってるし」


「お!?さすが早いね~」


二月か三月くらいには、こんなささやかな優越感を味わえるかもしれませんよ(・~・)