７月２５日（木）
「これしかできないので」
「いつでも
おっしゃってください」
（僕の大切なお友達 Championのリュック：お紺）
地域の各家庭の
玄関周りの草むしりや
枯れ葉などの片付けをして
回ってくださる方が
おいでです
ずいぶん前に
自治会便りに書かれていたのは
そのような
善意で草むしりを
してくださる方がおいでですので
驚かないでください
本当に頭が下がります
との自治会長からのメッセージ
今日
主人と出かけるときに
わがやの周辺が
突如
きれいに
掃き掃除と草むしりが
終わった状態で
びっくり
枯れ葉や
雑草でボウボウの玄関周りを
掃除しようかと思いつつ
暑いから
明日また明日
と先延ばしばかり
丁度
いつもお掃除くださる
おじさんが二つ隣で作業中
深々とお辞儀をしながら
ご挨拶
「町をきれいにしようと
お掃除くださっているのですか？」
そうお尋ねすると
「はい。
これしかできないので」
はい。
これしかできないので
日焼けした顔を
しわくちゃにして
笑うそのお姿もお言葉も
それはそれは
神々しく
その言葉の重み
謙虚さに
2人で
ただただ
深く感じ入るばかりでした
きっと
これから
いいことがたくさんたくさん
降りかかるのでしょうね。
そんな佇まいの方でした。
誰に何を強要するでもなく
ただ黙々と
自分のできること
自分がいいと思うことを続け
「これしかできないから」
そう
静かに
笑顔を向けてくださると
宮沢賢治の
「雨ニモマケズ」
が浮かび
「ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ」
人気のロックバンド
Mrs GREEN APPLEの
「Soranji」のサビが
聞こえ
「有り得ない程に
キリがない本当に
無駄がない程に
我らは尊い。」
その尊さを
一身に集めた
草と土にまみれたその方に
お会いできて
心洗われた日
湧き上がる
溢れ出る
感謝で
明日もいい日になる
きっと。
