「20歳のソウル」 | Maki Murakami Official Blog

9月30日(金)太陽

 

 

今年、15年ぶりに

千葉県代表で甲子園出場となった

市立船橋高校の応援歌

「市船ソウル」

 

 

 

 

 

 

 

 

その

作者の浅野大義さんの

短くも熱い生涯と

仲間たちとの青春

 

 

 

 

恩師やご家族

彼を愛する人たちとの日々

「20歳のソウル」の映画に

涙し続けました。

 

 

 

 
 

 

 

 

自分の意思や努力

持ち前の

明るさ

ポジティブさで

変えられるものもあるけれど

 

 

 

 

変えられない

自分だけに与えられた

運命もある

 

 

 

 

発病・抗がん剤治療

ガン摘出手術

頭部への転移・手術

肺への転移

繰り返す入退院と

治療・手術

 

 

 

 

どうして自分だけ?

何か自分が

悪いことをした?

そう一人泣き叫ぶ主人公に

 

 

 

 

 

頑張って

ただ生きていていて

なんて言えない

 

 

 

 

 

 

「神に愛される」という意味の

モーツアルトのミドルネームを

タイトルとする映画

「アマデウス」の

 

 

 

 

 

 

モーツアルトと

サリエリのように

 

 

 

 

才能を開花させて

早くに散っていって

しまう人

 

 

 

 

意図に反して

他の人の才能を

細部に至るまで理解し

嫉妬し

命を永らえる人

 

 

 

 

様々な運命が

与えられ

人はそれを

選ぶことはできない。

 

 

 

 

 

 

病と闘いながら

ブラスバンド部の後輩たちの

定期演奏会のために

大義さんが書いた曲

 

 

 

 

「Jasmine」

〜神からの贈り物〜

 

 

 

 

朝起きて

今日も

生きていられたという

喜び

安堵

 

 

 

 

おそらく

光の中に

自分がいられること

 

 

 

 

揺れるカーテンを

見つめている自分

手が温かいと感じること・・

 

 

 

 

 

 

 

その一つひとつが

ジャスミン

神様からの贈り物

 

 

 

 

そんな日々を

生き切って

 

 

 

 

命よりも大切なもの

自分自身の音楽を

甲子園いっぱいに

そして甲子園を超えて

 

 

 

 

 

遺していってくれた

大義さん。

 

 

 

 

エンドロールの最後に

作曲家としての名を刻み

 

 

 

 

大きく映し出された

ご本人のお写真に

彼がもういない現実と

 

 

 

 

今も生き続ける

20歳の魂が

確実に

存在していました。

 

 

 

 

来年の夏には

野球場で

「市船ソウル」と

ともにありたいと思います。

 

 

 

 

猫あしあと