共感:「伝わって」いるか | Maki Murakami Official Blog
11月24日(月・祝)太陽☀




画像表現では限界がありますが

最近の空の雲の姿が

素晴らしいきらきらりん


精緻なレースが織りなすひだが

重なりながら

光を受け

またたく間に

その様相を変えていく。


雲


おそらく

何かを伝えるために存在しているわけでは

ないであろうに

こんなにも

伝える力がある・・・








先日、室内楽のコンサートにまいりました。

それぞれの奏者の

繊細で巧みで深い演奏は

素晴らしかったものの

奏者の思い入れ、こだわりが強すぎたのでしょうか

聴衆の感動や期待とは

ズレがあったように感じました。



うさぎちゃん



アンコールくらいはと期待したものの

同じ路線で

奏者の方もマイクでお話になられましたが

「自分たちの演奏したい曲」

に終始したようでした。



ピンガ




自分でもピアノを弾きながら

その奏者の方々のお気持ちもわかる部分は

たくさんあります。

弾けば弾くほどに

いままで気付かなかった

作曲家の方の意図がみえてきたり

一般受けする曲からは得られないような

味わい深い曲も

多いのは事実です。


また、一般には演奏されない曲を

その素晴らしさを

多くの方に「伝えたい」という

気持ちがわくことも

十分にわかります。


猫




ただ、
そのコンサートでは

聴衆にとって

メインの有名なプログラム以外は

おそらくすべてが

私たちにとってそうだったように

初めて耳にする曲で

やや難解でもあり

眠気を誘われる人も多かったようです。



ラビット





ALWAYS 3丁目の夕日 のテーマ曲や

井上陽水の「少年時代」のように

耳にしたとたんに

誰にとっても懐かしく思えるような曲でもない場合

なかなか

共感しにくいものです。






肉球





「共感できる」ということは

自分がそこにいる、


あるいは

そこにいたことに、


意味がある

そう感じられることのように思います。






紫の花





昨日偶然出会った

新橋のSLのイルミネーションには


楽しげな音楽も加わり

思いがけず

素敵な空間に出くわしたおんぷ2

と近寄ってきた

私たちと同じような人たちが

さりげなくたくさん。。。




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商店街の方々の

この街に来てほしいという思いの

イルミネーション「作品」

六本木ヒルズやミッドタウンのように

定番ではありませんが

おどろきや

楽しみを

十分伝えていただいたように

思えました。






さまざまな「思い」の

受け手になるこも

送り手になることもありますが

送り手になるときには

相手に

「伝わっているか」

共感できるように

自分が手をさしのべているか

相手に

その時間を共有してくれて

ありがとうという気持ちが

伝えられているかを

確かめながら

取り組んでまいりたいと思います。



ふも