13歳で | オーストラリアで日本語を教えるカエル先生の修行日記

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でも、教育に関することや学校生活のことというより、日々の愚痴のほうが多くなりがちだと思います。だってね~。奥さんマディソンさん怖いし、子供たちはパワフルだし・・・。

超久しぶりの更新。


僕、このシャーロット・アルデブロンって女の子(もう今では大人だけれど)知らなかった。このエッセイを書いた2003年当時はたったの13歳だったのに、たいした子だ。


以下は日本語訳のコピペ。元のエッセイの一部。出来たら元も読んでほしい。学校の英語の時間に書いたようで、これを読んだ担任の先生ははじめ「非愛国者的発言」だと言ったらしい。あまりに反響を呼んで、その後認めてくれたらしいが。何が「「非愛国者」だよ。


とにかくこれです。↓



「イラク爆撃について考える時,皆さんが頭に思い浮かべるのは軍服を着たサダム・フセインでしょう。あるいは,大きな黒い口ひげを生やした銃を持つ兵士たちの姿。・・



でも,それだけでしょうか?。イラクの2400万人の人口の半分以上は15歳以下の子供たちです。ということは,1200万人の子供たち。



イラクには私よりも少し年上の子もいれば,ずっと年下の子もいます。女の子ばかりでなく,男の子もいますし,赤毛ではなくて,茶色い毛の子もいるでしょう。



ですから,私を見てください。よーく見てください。なぜなら,あなた方がイラク爆撃について考えるとき,頭に思い浮かべるのは,私なのです。あなた方が殺そうとしているのは,私です。・・



こうした子たちが自分の子供だと想像してみてください。あるいは甥か姪か近所の子であると想像してみてください。



あなた方の息子が手足をもぎ取られて苦痛に叫んでいるのに,その子の苦痛を和らげたり,慰めてやったりすることもできないのですよ。



あなた方の娘が崩れたビルの瓦礫の下から泣き叫んでいるのに,娘のところまで行き着けないのですよ。子どもたちの目の前であなた方が殺されてしまい,そのあと子ども達はお腹を空かして,ひとりぼっちで町をさまよっているんですよ。それを想像してみてください。



これは冒険映画でもファンタジーでもビデオゲームでもありません。これがイラクの子どもたちにとっての現実なのです。」



13歳の女の子がこれを書いただなんてスゴイでしょ。13歳と言えばうちのシモーヌちゃんももうすぐ13歳じゃないか。僕の生徒たちだって。。。僕が13歳のときなんて毎日ぽーっとマンガ読んで生きてたのに。人間の出来が違う。ま、僕と比べるのが間違っているか。このエッセイ、授業で使わせてもらおう思う。


もっと言いたいことはあるんだけど、今は時間がないから行かなきゃ。チャオ。